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縄文語2

2020年04月13日 | 歩き旅
ナニワの語源
今大阪府といっているあたりは古代には「なにわの国」と言った。字は「難波」とか「浪速」と書いてナニワと読む。ではこのナニワとは何のことであろうか。
古来ナニワの名称で通っている大阪平野はびわ湖から大阪湾に注ぐ淀川をはじめ多くの河川によって運ばれた堆積物からなるデルタ地帯である。ロシア語で「(運んできたものを)堆積させる」をнамыватьナニヴァーチというが、このナニヴァーチがナニワとなまったものではないかと思う。ミからニへの移行は、他にも古語の中にある。久米歌に出てくる「韮(かみら)」とはニラのことであるが、ここでもミがニに変わっている。同じようにナニヴァがナニワとなったものだろう。宛て字の方は「難波」よりむしろ「浪速(なみは)」の方が語源に近いように思う。
日本語の中で、自然界を表現する言葉の多くは印欧語の中でもスラブ系のことば(今のロシア語に近い)で解釈できるものがかなり多い。従って他の印欧語にも共通する言葉もある。

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