オリンピック女子マラソンのイチヤマさんのことが出ていた
彼女は監督とぶつかって「やめよう」とまで思ったという
原因は 監督との意思疎通がうまく行っていなかったからだそうです。
監督は 福士 選手を作り上げた 有名な方
その監督は 自己の成功体験から 指導する方法を持っていた
自分では「こうすれば間違いなく、選手は強くなる」という確信があったらしい
しかし、一山選手がスランプに陥ったときからすれ違いが生まれたと書いてあった
ハードな練習をすれば強くなる
当たり前なことです
スランプに陥った選手は 同じように行うが記録が伸びないばかりか 本番で力が発揮できない
監督は 檄を飛ばす
練習メニュをーをよりハードなものを足してみたり 上から目線で指導する
受け手は やっても、やっても うまく行かない
多分、肉体的には出来ていたんだと思うのですが「心の中」はうまくリンクできなかったんだと考えます。
成果が出ない監督と選手 言葉が無くなっていく
意思の疎通ができなくなる
監督とすれば「こうやれ!こうすれば強くなる!わからないことはきけ!」こうなる
スランプの選手は「どうやっていいかわからない!聞いたって どうせ 聞き入れてくれない」
となって悪循環になる
2年の歳月が立った時 監督が動いたという
選手の母親に選手の生い立ちや 性格を聞き出したらしい
母親はこのように伝えたという
「監督 一度あの子の話を聞いてやってください。最後まで聞いてから アドバイスしてください」
その言葉通り 最後まで全て聞いて自分の間違いが気がついたという
「福士と一山は違う人格なんだ!同じことしてもだめなんだ」と
それからは 練習メニューを二人で相談して決め よりハードなものにしたらしいです。
選手も「聞き入れてくれた」このことで信頼を取り戻し 同じ道を目指し歩み始め 日本新記録オリンピック女子マラソンの代表を勝ち取った
コーチは成功体験等から上から目線になる
これが良くない
馬の世界では
走るのは お馬さん どうやって早くするかは 調教師さん
良い成績を上げても 調教師さんは表に出ない
それでいいんです
判っている方は わかるから!
指導→指を指して導く
我々は
指導→指を示されて導かれる
選手に教えられ 「お勉強」させてもらってるんです
そのような蓄積で 色んな人を受け入れることができるんだと思うのです。
原点は 生まれてきた環境と 性格を 知ること
なんだと 心を打たれました