何もかもうまく行かないときもある
周りの状況が一変したときなど、環境の変化(世の中の出来事など)についていけない時
どうあがいても好転に行かないんです
コロナで大変な業種の方もいらっしゃいます
別段何をしたわけでもない。世の中がその様になっていってしまっただけなんです
私も1990年に始まった湾岸戦争
5年続いてイラクの撤退で終戦を迎えました
1994年 金型会社を 親父から交代を伝えられたその年から アメリカの景気が下がります
戦争で大きな痛手をしたアメリカが景気回復のために輸入を抑える
サングラスやプラスティックフレーム専門の金型業
みるみる間にキャンセルの山
半年先の予定も全てキャンセル
この頃国内ではメタルフレームを作り始めていた
ヨーロッパ向けの製品とか
その当時 収入は三分の一にダウン
従業員の給与を確保するだけで一苦労
その時 35歳若くして社長(その当時はザラにいました)
なんとかしなければと あがきました
そこで失敗したのが「なにか新しいものを作ろう」でした
そんな簡単に新しいものを作っても売れるわけがない
今思えば、確かに
でも、頭の中はもうそれしか無いんです
従業員のほとんど(1名除き)オヤジの時からの職人
全く危機感など持ってくれませんし、若造の話など聞いてくれません。
いままで、バブルで何もせずとも考えなくても給与をもらえていたから
愛社精神などなかったと思いますね
それはさておき、
その時考えるべきことが今になるとわかります
「新しいものを発見するのでなく、いままで見過ごしてきたことを再確認する」
ことなんですね
今までやってきた無駄や考え方を修正することが先だったんですね
その時の自分に戻れるなら戻ってみたいです
今ならなんとか立て直しが出来たと思います。
目的はなにか?妥協点はなにか?自分の持ってる切り札はなにか?
その3点を 今なら明確にできるからです
あれもこれも 欲しがっていたのでは相手は信用してくれないどころか相手にしてもらえません
世の中を渡り歩いてきた社長たちに交渉するためには「これがだめなら 辞めます」というカード
相手の言いなりならず、ギリギリのところで妥協する
目的を達成したところの接点のところです。
相手に「仕方ない あなたに負けた」というように 相手に花を持たせ妥協する 術
あれもちょうだい これもちょうだい
これじゃ だめですよね
うまく行かないからと言って 駄々こねて 相手の悪口言ったりなどしても 好転には転じません
ギリギリで妥協する考えを持っておくことで、冷静に相手と接することができるでしょう
テニスの試合でも同じですね
失敗してもいいラインを作り自分に妥協する
4本取れば100点 3本取れば75点 2本で50点 1本で25点
と 自分に点数をつけて 失敗しても50点取れればいい そう思えば楽になります
相手もいることなので 相手も失敗はあるはず
100%なんていらないんです
どっかで 自分に自分で妥協して 自分にやさしく 居ましょうよ