ダイアン-コイル著
GDP
〈小さくて大きな数字〉の歴史
高橋璃子訳
みすず書房
2015年発行
よくよくは分かってないけど、どうもGDPとは、
戦争時の戦費調達可能性を考えるために発達。
国にお金がいくらあってどのくらい使ってもよいのか把握しようとした
戦争して貧乏になっては、政府が困るので、
戦争代とか、政府が使うお金も計算されている。
でも、なかなか事実の把握は難しい。
例えば、アフリカは貧しいのか?って問題。
ガーナは、ずっと最貧国だったけど、GDPの計算方法を変えたら、60%上昇したとか。
GDPはある意味、消費推奨。
大量生産大量消費だとウハウハ
でも、サスティナビリティとかって概念も出てきた。
サービス業の把握がイビツで、
家事代は計算されないが、外注すると計算される。
災害などが起こるとその復興費用として、GDPは上がる。
イノベーションは測定できないから、なかなか計算されない。
ソフト購入は開発費としてみるようになって、実質成長率が上がったとか。
などなど、なんとか国際比較する上での基準を作ったものの、漏れも多く、あまり意味をなしてないが、一方で、政策決めたり、ときに選挙を左右し、経済援助額の暫定基準にもなってるという現実。
で、
わたしは、日本の一人あたりのGDPをあげたいと思ってるけど、それって計算方法が変わるよう動けば良いってことなんだろうか???