YOSHIBO気まま風景スケッチ

イエメンプロジェクト(8-5)問題発生

        

  

6・9(水)

問題発生。原料ミルの入口軸受けメタル焼損。今朝分解の結果、運転続行不能。単純なる手直しでは済まない事判明。急遽O所長とSanaaへ飛び状況報告のTLX。

事の次第では7月10日の火入れも危うくなる事すら考えられ、事は重大にていささか意気消沈せり。只、東京sideは至って冷静に受け止めてくれているのが助かる。

TPMの言。「AACでのトラブルでは口をきくのもいやになる時がある・・・」と。確かに今回の如きSeriousな事態に接すると沈滞ムードで重苦しい気持ちに押しつぶされるが、PMの立場として今後のとるべき道を定め、あとはいたずらに気をやまないようにする事が肝要であろう。

しかし今回の事故は運転のfollowの仕方も含め、これまでの安泰ムードにカツを入れる意味で警鐘を与える良いAccidentであった。Sanaa事務所泊。

6・10(木)

10時MOEI事務所へ。生憎K氏はM大臣へ出向いており不在。しばらく待つことにしてsecretaryの若い女の子としばし雑談。この子はまだ高校生らしいが中々に愛想が良く、英語もうまく、よく話しかけてくる。

しばらくしてM氏と共にK氏が帰る。最近の一般事項につき話し合う。原ミルの軸受け事故についてはさして気にしていないようだ。相変わらずK氏は忙しそうで、話をしている最中も入れ代わり立ち替わり人が出入りしてまともな話すら出来ない。Thinkingの時間がとれぬ彼の立場を気の毒に思う反面、彼の仕事の進め方に疑問を感ぜり。

夕方Amranに移動。週末の気持ちの安らぎを覚う。ラジオのトランスのコンセントが東京から持ってきたものはサイズが合わず電気のKさんから1個持ってきてもらい取り替え。50キロ離れたSanaaへ度々出かける我にとりWalkmanと共に必須也。

部屋の飾りつけ。ここしばらくこの部屋は我が城となるところ。まず机の正面にO嬢らに貰った七夕の人形の色紙とお守りを飾る。これは心の慰めになる・・。ベッドの脇にはJALのカレンダー。そして机の脇には日本の風景写真のカレンダー、これらはいずれも心の安らぎを与えてくれる。娘から贈って貰った鏡も置いた。何となく部屋も落ち着き一段落せり。

Yemenに来て以来まだ間もないが体調はいま一つといったところ。眠りが浅い。早くBest Conditionにもっていきたい。

来Yemen早々、原ミル軸受け温度で強烈なるカウンターパンチを喰らったような感がするが、心の引き締めを促す良い刺激剤と受け止め、どんな問題が発生しようと自信を以て臨むようにしたい。

洗濯しながらシャワーを浴びる。

明日は休日の金曜日。

イエメンプロジェクト8-6に続く

 

過去のイエメンプロジェクトのブログはこちらより

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