やまなみ

長野県の自死遺族による自助グループ

年に6回奇数月の土曜日に分かち合い

偶数月に「やまなみ通信」を発行

今年最後の「やまなみ」分かち合い

2015年11月23日 | おしらせ
去る21日(土)松本市中央公民館で、

今年最後の「やまなみ」分かち合いをしました。

全員が、家族の誰かを自死でなくした経験者です。

数年ぶりで顔を見せた方がおり、

初めて訪ねてきた方もあり、

常連の者もありですが、

共通の気持ちは「ここはほっとする」ということです。

6年前の第一回では、信濃毎日新聞さんに告知をお願いし、

それによって20名もの方々が集いました。

それ以来、長野市と松本市でふた月に一度、交互に開きました。

人数は時によりまちまちですが、していることは同じです。

松本市も長野市も、「やまなみ」の活動に理解を示して、

部屋代も最初の数回は別にして、

あとはずっと無料にして便宜を図ってくれました。

ここは、単に傷を舐め合う場ではありません。

具体的に助け合う場でもあります。

自死遺族には、最悪の日が過ぎ去った後でも、

全てがハッピーとはなりません。

また、「分かち合い」の場所だけが、助け合いの場でもありません。

必要なら、出かけていく場合もあります。

別に、特別なことをするわけではありません。

人間として、同じ遺族として、当たり前のことをしているだけです。

何より、話さずにはいられないことを話します。

誰もアドバイスはしません。また、できません。

それがいいのです。

結局、人は、自分の人生は自分で生きるしかありません。

行政には、行政だからできることもあるでしょう。

自死遺族には、自死遺族だからこそできることがあります。

私たちは、自分にできることを続けます。

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