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📹山根基之 美術館の旅にて「福岡市立美術館」特集
🎈山根基之 美術館シリーズ
美術館①マルク・シャガール「空とぶアドラージュ」
帝政ロシアのヴィテブスク(現ベラルーシ)のユダヤ人家庭に生まれたマルク・シャガールは、1910年にフランスに移りエコール・ド・パリの画家として活躍。しかし、第2次世界大戦が始まるとナチスの迫害を逃れてアメリカへの亡命を余儀なくされ、ナチスが故郷へ侵攻したことを知り、さらに終戦の前年に最愛の妻ベラを病気で失う。
故郷の街と妻ベラを失ったシャガールは、悲しみに暮れ、しばし制作から離れた。
終戦後、シャガールが絶望の淵から再起を期した一作。
終戦後、シャガールが絶望の淵から再起を期した一作。
アトラージュとはそりを意味し、空高く翔けるそりに乗っているのはシャガールと亡き妻、そして娘のイダである。
眼下に広がる雪に覆われた街並みはシャガールの故郷を思わせる。
夢と現実が混ざったようなシャガールらしい幻想的な情景のなかに、戦火に苦しんだ故郷の人々や亡き妻への鎮魂の想いと、平和への希望が込められた一作。
夢と現実が混ざったようなシャガールらしい幻想的な情景のなかに、戦火に苦しんだ故郷の人々や亡き妻への鎮魂の想いと、平和への希望が込められた一作。
感想:
山根基之の美術館シリーズにて、福岡市立美術館のシャガール作品の素晴らしさを配信しましたが、楽しんで頂けたかと思います。
執筆者:山根基之、2001年、愛媛出身
オーストラリアの大学に留学しつつ、休暇があれば、美術館を中心に旅しながら見聞を広めています。
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