<2020年9月10日:記事修正>
エルフ耳(ニューマン)関連の記事を書いていてふと思い出した内容があったので、雑談ぽく最後に追記してみます。
「エルフ耳が現在大多数の人が認識している形状として認知されるようになったのは何時頃からか?」
これ、結構知ってる人も多いと思いますが今からおよそ31年ほど前に刊行された小説「ロードス島戦記」(角川スニーカー文庫 / 水野 良)の影響によるところが大きいです。
当時挿絵を担当された出渕 裕さんが、作中キャラのハイエルフ「ディードリット」をイラストに描き起こす際にイメージの「誤解」から生じたのが始まりのようです。それまでも切れ長の耳でエルフを描写する別作品はあったようですが、作品自体の人気も相まって現在の日本のファンタジー作品における「エルフ耳=切れ長の耳」のイメージが定着していった代表的な作品となります。
ちなみにそれまでのファンタジー小説の挿絵や漫画等でのエルフの耳がどう言う描写になっていたかと言いますと、ほとんどの作品では普通の人間とほぼ変わらない大きさで先端が上に尖っている感じで描写されていることが多かったようです(スタートレックシリーズのバルカン人のようなイメージです)。それこそ全世界的にもこのイメージが広まって、逆輸入でエルフキャラの耳の描写が「切れ長の耳」になった海外作品も結構あるようですね。
一応、バルカン人風の耳の形にしようと思ったら、幼耳タイプで上に尖らせる感じで作成出来ますね(*'ω'*)
それとは別話で・・・「ロードス島戦記」から始まり続編の「新ロードス島戦記」、さらなる続編の「ロードス島戦記 誓約の宝冠」がつい最近の2019年8月1日に刊行されました。前作から13年の年月が経ってからの新刊・・・スバラです!