家に帰ってきてすぐに、その話をしてくれました。
点字のかな対応表を見ながら、自分の名前を点字で打ったものを
嬉しそうに見せてくれました。
クラスで一番最初にできて、それを目の見えない方に渡したら
ちゃんと自分の名前を読んでくれたそうです。
普段、目の不自由な人に会うこともあまりないので
不思議な感じを持ったようでした。
宿題に、点字がたくさん打ってある紙を持って帰ってきました。
この点字を全部、どう読むのか書くという宿題です。
点字には法則がありますけど、初めて見ると
どんなふうになっているのか、なかなか判別がつかず
文字に直すのは、結構大変そうでした。
時間をかけて、なんだこれ?と言いながら頑張っていたのですが
ある単語に「イサミ」というフリガナを振っていました。
イサミって、そんな人の名前みたいなのを宿題にしないでしょって思って
私が表をみてみたら「ジャム」でした。
どこが一文字かを判別するのも、なかなか難しいのですね。
その後も、「上」とか「下」とか、「すすぎ」とか
日常生活で使いそうな単語が出てきました。
一番最後の行に来て、どう考えても「テンブロ」という単語が出てきました。
てんぶろって何?間違ってない?
と考えたのですがわからず、続きを読んでみました。
そしたら、「てんぶろの上の自転車通せんぼ」
という文になりました。
てんぶろとは、点字ブロックのことなんですねえ!
点字ブロックの上に、自転車を停められてしまうと
歩けなくなってしまう、という意味でした。
普段、あまり意識せずに歩いていますけど、
黄色い点字ブロックが塞がれていたら、使う人は非常に困りますよね。
そういうことか〜。
ちょっと調べてみたら、
最近は歩きスマホをしていて、点字ブロックの上を歩いていることに気づかず
目の不自由な人が、思い切りぶつかってしまう、という事故が増えている
という内容のニュースが出てきました。
危ないよねえ。
目が見えていても、思い切りぶつかる人いるもん。
この授業のおかげで、私も息子も、意識が少し変わりました。
今は、こんな授業をやってくれていいですね。
勉強って、こういうのも大事だなあと思いました。
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