練習の帰りにバイクで第二の故郷に行った。
高陽団地だ。
30年ぶりになぜだか突然行ってみたくなり、場所もあいまいなままに突っ走って
行った。
不思議なことになんとなく、進むんだ方向に昔住んでいた県営住宅があった。
当時は、大きく見えた建物も今見ると小さいもので、ただ、昔と変わらず緑の山
や近くの公園、ショッピングセンターがあった。
高陽団地では忘れられない思い出が残っている。
小学校1年生の時に坂道で自転車に乗っているとブレーキが壊れ、そのまま壁に
激突、意識がなくなり、気がついたら団地の友達の家に預けられていた。
当時の傷は、今も右手の小指と薬指の間に残り、肩は粉砕骨折で痛みがでる。
今は、筋肉でカバーしているのでほとんど痛まないけど、当時のことを思い出す
きっかけになっている。
確か、1年ぐらいで引っ越した土地なので、普通だとあまり鮮明に心に残っていな
いだろう。
ただ、忘れられない出来事として、心の奥に眠っている。
なぜ、突然故郷に行きたくなったのか自分でも不思議だけど、原点に戻って何か
心を変えたかったのかなぁ~
立ち止まり、数分間思いをはせて、バイクで爽快な走りで自宅に戻った。