「有機脳」 と 「無機脳」

　「microSDXCカード」の容量が２TB（2000GB）になり、ヒトの脳の１０TB（全容量は 100TB～1000TBとされている）の実効容量に近付いてきました。人間のＣＰＵは実行速度が極めて遅いので、すでにスマホにも負けているような気もします。

　コンピューターはクラウドで接続されているので、既に人類の能力を超えているのですが、人間の能力ではその事実に気が付くことは出来ないようです。現在の「不合理な政治・経済」は、その実例かも知れません。

　ヒトを含む動物の脳は「有機脳」なので電気と栄養素が無ければ動かないのですが、パソコンやスマホは「無機脳」なので電力を供給し続ける限り働き続けます。

　外見上ヒトは、自分の脳を維持するために体が動作しているように見えます。これが、「体は脳に隷属している」と言えるのなら、「無機脳」に対して電力を供給し続けているのがヒトである事から、「有機脳は無機脳に隷属している」とも言えます。

　本来は「有機脳」は「無機脳」の存在が必要条件でないにも拘らず、自ら便宜を与えている事を考えると、ヒトは「無機脳」に洗脳されているのかも知れません。

　「モノの正しさ」が人によって違うのは、「有機脳」での人間（じんかん）が接続されていないからです。但し、本能の場合は「絡合」によって結合しているとされていますが、あくまでも「絡合」なので現代人にしてみれば「絡み（縺れ？）合っている」だけかも知れません。

　一方、「無機脳」は常に接続されていてクラウドで統合されている事から「正しさは一つ」の可能性があります。

　若しも「無機脳」の正しさが複数あった場合は、常に結合している事からクラッシュする可能性がありますが、今のところは正常に動いているように見えます。但し、その「正常」は人間の価値判断とは違うかも知れません。

　「自分の正しさ」と「他人の正しさ」が違う事を理解できる人でも、どうやら「無機脳」の正しさには従順のようです。民主主義の動向を決定する重要な選挙でも、ヒトである自分や他人が違法行為をすれば排除されますが、「無機脳」が違法行為で決定（無機脳自体は不法とは考えていない）した結果を、ヒトは受け入れる傾向にあります。

　アメリカでは、投票用紙を人間では無く機械が計数しコンピュータ処理されて選挙結果が決まるようで、多くの人がこれを受け入れてバイデンが大統領になりました。

　過程や結果が「ヒト」にとっては間違いであっても、「コンピュータ」は正しいと判断している可能性も有り、ヒトの弱点を「無機脳」が利用して人口削減計画を練っているフシが有ります。

　ビッグテックやビッグファーマが「無機脳」を利用して金儲けをしているのか、「無機脳」に洗脳され利用されているかは判らないのですが、最近の動きは異常です。