「トランスヒューマニズム」と「トランプヒューマニズム」

　「トランスヒューマニズム（TransHumanism：Ｈ＋）」とは、

新しい科学技術を用い、人間の身体と認知能力を進化させ、人間の状況を前例の無い形で向上させようという思想。

だそうです。

　日本語では「超人間主義」と言うようで、これが「現生人類」を超える事は間違いないと思いますが、現在に於いて「ヒトがサルを超えている」のか「サルがヒトを超えている」かの定義はされていないようです。

　つまり、将来に於いて「科学」を駆使し人間が猿化しても「超人間」とも言えるし、或いは、猿が現生人類を超えた場合でも「超人間」が誕生したとも言えます。若しかすると「ゴキブリ」にもチャンスがあるかも知れません。

　ウィキペディアには、

世界トランスヒューマニスト協会による『トランスヒューマニスト宣言』には、「（前略）全ての知性が幸福（Well-being）であることを主張する（人工知能、人間、ポストヒューマン、人間以外の動物、そのどれであろうとも）」と記されている。

と書かれているので、（植物以外の）全ての生物には幸福のチャンスが与えられているようです。但し、「幸福」の定義もなされていないようなので、「奴隷の幸福」も否定できません。

　ここで私が言えることは、「Ｈ＋の信者よ、バカな事考えてないで、自ら汗して働け!」くらいなので、放っておくとして、「トランプヒューマニズム（TrumpHumanism：Ｈｔ）」に話題を変えますww

　Ｄ．Ｊ．トランプがアメリカの大統領だった４年間は世界で戦争が勃発する事も無く、日本を除いて世界経済も順調に成長し「幸福な時代だった」と言えます。

　経済学の学士号を取得している「トランプ大統領」は、軍や政府の役職に就いたことの無い初の大統領だそうです。「経済」が本来の「経世済民」を意味するのなら、経済合理性からも戦争は無意味である事は自明です。

　この「Ｈｔ」と正反対の政策を実行しているのがジョセフ・ロビネット・"ジョー"・バイデン・ジュニア（バイデン大統領）で、その思惑通りに世界は混乱を極めています。当然、「経済合理性」から武器やエネルギーなどの混乱経済が復活し、ＤＳの思うが儘に動いています。但し、この場合の「経済」は「エコノミー（社会が生産活動を調整するシステム）」の意味です。

　トランプ大統領は「オペレーションワープスピード（Operation Warp Speed:OWS）」で、mRNAワクチンの開発に国家予算を投入し成功？したのですが、バイデンがワクチンの接種を半強制した為に、その結果は知る人ぞ知るです。

　「科学的な行為の結末」は、それが為されなかった場合の結果とは直接比較が不可能で、統計でしか比較できません。「統計」には個人が個別に入り込むことが出来ないので、死んだヒトは死んで終わりです。

　「Ｈ＋」は、科学的結末として生き残った人を「進化系」と解釈しなければ成立しない思想なので、「科学的社会主義（共産主義）」とは相性が良いようです。

　一方「Ｈｔ」の場合は、多くの人が生き残り子孫を残す事を主眼に置いているので、現生人類にとっては人道的と言え「保守思想」と相性が良いです。

　何れにしても「誰かが生き残る」ので問題は無いのかも知れませんが、「Ｈ＋」が不幸な現実を否定し未来に望みを掛けるのに対し、「Ｈｔ」は現状を容認し少しずつ改善していく所に違いがあります。

　但し、「自分の幸福」と「他人の幸福」が同じとは限らない事を、忘れないで貰いたいと思います。