逮捕拘留、親として。

20代の息子が盗撮で逮捕拘留されました。
身内が逮捕されるという生まれて初めての出来事。
その記録。

弁護士と会う

2020-08-30 23:38:11 | 日記
起訴されることになり、出てくることができなくなったことでコロナの給付金申請の締切がきてしまうことに…


弁護士さんには、以前その話をしていて起訴されなければ間に合うから、起訴されたらまた考えましょうと言われていた。



そのことを今朝電話で訊ねると、時間を合わせて長男のアパートで待ち合わせして申請書を預かると言ってくれたので、私は仕事終わりにアパートへ行った。


この時が私と弁護士さんの初対面になる。



申請書を部屋から持ってきてお願いすると、長男がお金を借りてて毎月2万ずつ返済してるということを聞かされた。


出てこれないので返済ができないから弁護士さんに相談したんだと思う。




でも弁護士さんは、そこまでは弁護士の仕事じゃないし都合が良すぎると言った。

給付金のことも、これは弁護士の仕事じゃないんだけど…と。




私は弁護士の仕事はよくわからないけど、警察官に給付金の話をしたときは弁護士さんに相談するといいよと教えてもらった。


長男にとって、今頼れるのは弁護士しかいないから相談したんだろうに…




この弁護士さん、電話でのやり取りでも思ってたけど、長男を弁護しようという気持ちが全然伝わらない。

むしろ『自業自得』と思ってそうな態度。




弁護士ってそんなもん?

国選弁護人だから?

私選弁護人ならもっと親身になってくれたんだろうか…?


示談交渉も相手が100万と言えば、ただそれを長男に伝え、そんな大金払えないと言えば示談できませんでしたって。


今まで弁護士という肩書きの人と関わったことがないからテレビや本などのイメージなんだけど、弁護人って少しでも軽い罪になるよう弁護するんだと思っていた。


私が読んだ拘留された人のブログでも、弁護士さんはかなり動いていた。
まぁ、その人はお金ありそうで私選弁護人を頼んでいたっぽいけど。




でもお金ないし、私選弁護人頼む余裕なんてないから仕方ない。

こちらには選ぶ権利などないのだ。





罪を犯した者なのだから。



起訴されるかされないか

2020-08-29 19:27:28 | 日記
拘留期間が満了を迎える前日、起訴されるかされないかわかると聞いた。


警察でも、起訴されなければ罰金を払って出られるので現金の用意をして迎えに来るように連絡がくると思うと言われたし、弁護士さんにも同じようなことを言われた。


私も仕事なので起訴されなければ迎えに行くため仕事を休まなければいけない。

なので職場には前日になったらお休みするかハッキリするので…と話しておいた。

もちろん息子が拘留されてるとは話してませんよ。





そして満了の前日お昼、弁護士さんに電話してみたが検察から連絡はないと。

検察からの連絡もマチマチで、満了当日の午前に連絡が来たことも過去にあったとは言っていた。



とりあえず仕事が終わってからもう一度連絡すると伝えた。







仕事中、警察から2度着信があった。


警察の方にも弁護士さんにも電話に出られないことはしょっちゅうあるが、着信履歴があれば折り返すと話してある。





仕事が終わり、すぐ警察へ電話した。

明日迎えに来てくださいという連絡かと期待していたが、違った。


長男が当日着ていた衣類やスマホをお母さんに預けてほしいと言われたらしく、それらを取りに来て下さいという連絡だった。



この時点で検察から連絡がないということは、やはり起訴されてしまうのか…

警察官に問うと、私たちもわからないんですと言われた。


そして、翌日の朝取りに行く約束をした。





警察との電話を終えると弁護士さんに電話する。


こちらもまだ連絡がないと。


初犯なので起訴まではされないと思うが、余罪も見つかってるので起訴の可能性が全くない訳ではないと言われていた。



もうこんな生活も終わると思っていたのに…




弁護士さんと話してる最中、検察から電話が入ったようで折り返し電話すると言われ一先ず切った。








どうか起訴されませんように…



祈りながら弁護士さんからの連絡を待つ。













しかし、祈りは届かなかった…




この日はあまり眠ることができなかった。

考えると気持ち悪くなったりもした。






翌日、朝警察へ行き、長男の私物を引き取った。

それとスマホの中の画像など一緒に確認して削除するという作業もした。


担当の女性の警察官が対応してくれて、

息子くん普段はとても穏やかなのにね…
お酒入るといけないのかな…

そう言ってくれた。


男の子だからこういうものに興味があるのは普通のことなんだけどね。

そう言って女性の警察官は母親の立場の私を気遣ってくれてるようだった。



エロ画像は一緒に確認と言っても私は横から見ていただけで、よく見えなかった。











面会

2020-08-29 00:11:32 | 日記
月曜日。




今日は午前中、長男の面会に行った。




何を話そう?
どんな顔して会えばいいのかな?


そんな事を考えながら、一先ず長男のアパートへ向かった。




今日は長男の所の可燃ゴミの日。


間に合えば出せるんだけど、長男のアパートの所に何時頃収集車が来るのかもわからず、収集車がまだならラッキーくらいの気持ちで向かったが、ラッキーではなかった。




先日、弁護士さんから「来るならタオル持ってきてほしい」という伝言を受けたので、自宅からフェイスタオルとバンドタオルを2枚ずつ持って行ったが、長男の部屋のハンガーにタオルとパンツが干してあったのでそれも一緒に持っていくことにした。








そして警察署に着き面会。

面会時間は15分間。



タイマーがセットされる。








長男はどんな顔したらいいのか…という表情で入ってきた。



「ごめん…」



「もう絶対やらない…」




長男は小さく言った。







示談金の話もしたが、自分で出せる金額以上なら私に借りてまで示談しない。
罪を償う。


そう言った。




私は、二度とやらないと約束するから立て替える。
何百万とかならムリだけど、ある程度なら…と。







長男は涙を流して話していた。




ちゃんと食べてる?
現金の差し入れしたから食べたい物食べなよ?と言うと、そんなことまで申し訳ない。
現金は使ってない、と。




他に何かある?と聞くと、会社の上司と親しくしてる友人へ連絡してほしいとのことだった。





面会時間の15分が終わり、長男は涙を拭いながら退席していった。








小さい頃からクールで、ワイワイはしゃぐタイプではなかった長男。

その長男が涙を見せるというのは、小学生のとき以来じゃないだろうか。





私は長男の涙を信じたかった。







面会の後、差し入れのタオルをお願いした。


フェイスタオルはOK。
警察官が見てる場所に干すらしく、長すぎると床についてしまうが一般的な手ぬぐいサイズなら大丈夫らしい。

ハンドタオルはアウトだった。

ハンカチタオルサイズならOKらしい。



細かいな。






面会と差し入れが終わって、また長男のアパートへ行った。



掃除機をかけたり片付けをしていると、弁護士さんから電話がきた。








昨日、長男に会いに行き示談金の話をしたが、ムリな金額は借りてまで出せないと言い切ったようだ。


そして、今朝被害女性の親御さんにも会ったそうで、最初は長男が提示した示談金額は少ないと言っていただけだったが、今朝は100万と言ったそうだ。


弁護士さんに、その金額は相場なのか訊ねると、かなり高額だという返事。



流石に100万はキツイ…
ないことはないけど…




こういったことは初めての経験で、全くもってわからない事ばかりで弁護士さんに色々聞いた。



示談金が払えない場合と払った場合。


今回、ほぼ払えないと思う。


払わなくても起訴されなければ今回のこの件は終わるらしい。

起訴されるかされないかは検察で判断するそうだ。


今週水曜日で延長された拘留が満了になる。


起訴されなければ水曜日に罰金を払って出て来られるらしい。


起訴されると約1ヶ月後くらいに裁判になり、それまで出てこられなくなる。

そして、留置所も場所が変わるらしい。






明日には起訴されるかされないかわかると思う。








面会予約

2020-08-27 22:23:07 | 日記
今日、警察署に電話して面会の予約をした。


来週月曜日の午前中。



当時の朝、面会できるか確認の電話をするように言われた。





先日、警察官に会った時、弁護士はついてますか?と聞くと、連絡先を教えてくれた。



その日、弁護士から電話があった。



面会の予約をしたと話すと、タオルが欲しいと言っていたそうだ。





でも、ネットで調べるとタオルの差し入れはNGと書いてあったけど…


弁護士さんも「たぶん…」と言っていた。





とりあえずフェイスタオル2枚、ハンドタオル2枚用意した。




面会当日の朝に電話しなきゃいけないから、そのときタオルの差し入れは大丈夫なのか聞いてみよう。

2度目のアパート

2020-08-27 07:47:23 | 日記
時系列がちょっと狂ってしまったが、差し入れを持って行く前の出来事。







また警察から電話があった。



長男が当日に着ていたズボンも必要ということで、仕事帰りに長男のアパートで警察の方と待ち合わせ。



今回は女性の方も一緒だった。


電話で話した方がこの人なんだな。


今回の担当の警察官は、男性と女性。

女性のほうは、とても優しそうな方だった。






警察官がアパートの鍵を出して開ける。






私は中に入って指定のスボンを探すがなかなか見つからない。





散らかった狭いワンルームの中を探していたら、違うと思っていた物が手に取ってみるとビンゴだった。




女性の警察官が、面会には来ないのかと聞くので事情を話す。
息子さん、少し寂しそうだったから…と話してくれた。

でも警察官がこういうことあまり言ってはいけないらしい。



とりあえず差し入れだけでも持っていくつもりですと話した。





それと、もし長男が良ければ鍵を預かりたいと話した。


時間のあるときゴミ捨てくらいしてあげたいと。



時期的に生ゴミなどあると、虫もわくだろうし…



警察官は、息子くんに話しておきますねと言ってくれた。









その後、鍵の件は長男が了承したので取りに来て下さいと言われた。


ちょうど差し入れを持って行く予定があったので、その後生活安全課へ寄って鍵をもらった。