ゴールデンプランを (塩釜FC理事長の日誌から転載)
私のスポーツいや文化に対する考え方を変えた出来事、それはドイツのスポーツ
クラブの視察でした。
そこで観たのは老若男女から障がい者の方まで、垣根を越えて自由に使える施
設でした。
そして、プロのライセンスを持った指導者たちと語り合う、スポーツクラブが地域ご
とにたくさんありました。
スポーツ王国のスケールの大きさに、ただ驚きの連続でした。
ドイツは戦後、国の復興の一環として、2度と悲しい過ち(第2次世界大戦)を起こ
さないために「健全な精神は健全な体に宿る」と将来、高齢化時代に備えて、医
療費の削減、などを目的に西ドイツ時代に、「みんなのスポーツ」を目指した運動
の展開と併せて、スポーツの活動の場としてのスポーツ施設の整備を進めた「ゴールデンプラン」の策定が1960年に15年計画で行われた。
まさに、スポーツシューレの誕生です。
現在、東北地方の復興を目指す時に、新しい街づくりの考え方として、「ゾーニング」理論が提案されています。このゾーニングの中に、スポーツや文化を中心とした、ドイツの復興の考え方を参考にした「日本型ゴールデンプラン」策定を皆で提案をしてはいかがでしょうか?
今こそ、スポーツ界は種目の垣根を外し、心を一つにし、被災者に元気を取り戻
していただくために、そして何よりもスポーツの真の進化と、発展のためにもスポーツを生活の中に取り込むことを目的に、行政に頼ることなく自分たちで行動を起こす時と考えます。
そんなことを考えながら今日も頑張ります!