★フットサルの伝道師 ▽試合後の花巻ジオゴ監督に「リカルジーニョが日本のフットサルに慣れてきたら相手チームにとってはマズイことだ！」と言わしめたフットサル界の至宝リカルジーニョ。
自分でも「今は日本に慣れる段階だ」と言う。「日本とヨーロッパはさまざまな環境が違う。確かにフットサルのレベルもヨーロッパに比べると低いが、徐々に成長していると思うし、自分はその成長する日本のために来た」とまで言い切る。
360度を見渡せる目を持っているかのごとく、前にも後ろにもパスを出し、ここかと思えばあちらと神出鬼没の動きに、相手はファールで止めるのがやっとだ。それでも彼は「まだまだ自分でも成長出来るはず、自分の能力を高めたい」と謙虚に語る。
日本のファン特に子供たちになにかメッセージはと聞くと、
「自分はプレーするために日本に来た。日本のフットサルを盛り上げていきたい。見に来てくれた子供たちがフットサルに興味を持ってもらえるよう頑張りたい。」と力強く語ってくれた。
彼を一目見ようと集まった1400人の大観衆は、そのプレーを目に刻みつけ岩手県営体育館を後にしたはず。特に大勢の子供たちはフットサルの魅力を改めて感じたはず。
フットサルの伝道師は東北の地でまずは一つの仕事をしてくれた。
