横山専務の闘う営業日誌

福島県の不動産屋です、42歳で大腸癌を患って健康と日常の「当たり前」に感謝。闘う不動産屋として情報発信していきます。

大腸がんとの闘い㉞

2024年03月02日 20時19分59秒 | 日記

<罹患してからの2年間を振り返って・・・>

2021年12月の年末にがんであることの告知を受け、絶望感の中、年明けの2022年2月14日に直腸がんの切除手術を受けました。

手術を乗り越えれば日常に戻れる・・・そう思って耐えた入院でした

病理検査の結果がわかる前日の夜に福島県沖地震が発生、傷の痛みや排便障害に苦しみながら強い不安を感じたのを憶えています

病理検査の結果、血管にがんの根が入り込んでいたことがわかり抗がん剤の投与が来まりました

体力の回復を待って3月に投与されたオキサリプラチンが身体に合わず激痛と身体の麻痺で寝込んだ10日間は今でもトラウマです

点滴を打ってもらった病院で悔しくて号泣したことも一生忘れることはないでしょう

抗がん剤の投与が終わった10月の診察で肝臓への再発がわかり診察室で血圧低下で倒れました、死を間近に感じるとともにこの8カ月は一体なんだったのか?

無力感と挫折感は最初の告知された時を大きく超えていました

肝臓への再発がわかってから、がんと正面から向き合うことにしました

辛い気持ちを吐き出すためにSNSをはじめました、ネットの中で同じくがんと闘う仲間を作り、医療者と出会い、医学を学ぶことに取り組みました

肝臓後の抗がん剤も下痢や吐き気、頭痛、味覚障害など副作用との闘いでしたが、家族や仲間の支えもあり乗り越えてることができました

肝臓の転移巣から1年間、転移なく過ごすことができ生きることに希望を持てるようになれました

自分自身と向き合うには十分な時間だったように思います、自分が仕事を通して人と話すことが好きだと実感しました

治療が上手く行っているとはいえ、2年以内の再発率は80%、私の5年生存率は40%もありません

亡くなる確率が高い状況の中で私の目標は娘の小学校卒業を見届けること、そして万が一のために娘の記憶に残る思い出を作ることです、父親として愛情を注ぐことが生きがいでもあります

またがん治療への学びを深めることで同じ闘病中の方の手助けをしたいという強い想いに駆られています、ナビゲーターとサポーターを資格を取得した今、同じ患者の支えとなり病院との懸け橋をなれるよう努めていきたいと思います

2年振りに不動産仲介の仕事に戻りましたが時代の変化についていけず悪戦苦闘してます、ですがこの2年で培った反骨精神と度胸で乗り切っていきたいと思います

<横山専務のコメント>

年末に体調を崩した実母が2月5日に他界しました、子宮体癌ステージⅣから奇跡の回復を見せましたが、精神に支障をきたして最終的には白血病を発症して亡くなりました

がんという病気が奪っていったものは、とても大きなものだったと思います

母親の闘病姿は、私にとって反面教師でした・・・

どんなに辛くても前を向いて一歩踏み出すことを諦めてはいけない

何度も自分に言い聞かせて気持ちの支えとしたことは間違いありません

3月11日検査がありますが、乗り越えて45歳になれたら春からまた

「がんと共に生きる」

がんと闘う父親であり、夫であり、がんと闘う不動産屋であり・・・

1人の人間として格好つけて生きたいと思います

 

 


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