〇12月11日
9月の検査から経過観察となりはじめてのCT検査、正直なところ11月の時点からこの日が近づいてくるごとに精神的に不安定だったと思います。仕事が手につかず考え事をしてしまう。
2年以内の再発率が80%近くありそのほとんどが1年以内であることが多い・・・というのが統計データ、抗がん剤を服用していない期間があったことで性格の悪いがん細胞が暴れていたとすれば3カ月で十分手遅れな状態になることも想像できることです。
恐怖におびえながらこの日を迎えました
〇12月12日
11時30分からの診察だったので10時30分には、病院に入り診察待ちをしました。
待合室の顔ぶれを見るのは毎回の恒例・・・「今日もおれが一番若そうだな」・・・高齢の方たちを横目にこれから手術を受けるであろう人が看護師さんに連れられて前を通過していく
「がんばれ!」と心で応援しながら持ってきた漫画に目を落とす
今回も妻が付き添ってくれたが、不安を感じてたと思う口数は少なかった
呼ばれるのは午後になるかもしれないと覚悟していたが、意外に早く11時20分ごろに呼ばれた
診察室をあける瞬間は毎回、口から内臓が飛び出そうになるぐらい緊張する
診察室をあけると今回から変わった主治医が挨拶をしてくれた
先生:「具合はどうですか?おかわりないですか?」
私:「えーだいぶ緊張しておりまして・・・」
先生:「(笑)・・・結果は、大丈夫でしたよ!肺にすりがらす状の結節ありますけど~、多分大丈夫でしょう!」
※結節とは肺に影が映ることであり、腫瘍の可能性はあります(^▽^;)、但し風邪、肺炎などで一時的な炎症を起こしている場合にも映ることが、あり腫瘍かどうかを判断するに、定期的なCT撮影や大きさなどが重要になります。
主治医に今も排便障害があること、運動をはじめたこと、等を伝えた
先生:「横山さん、術後1年というのががん治療にとって重要な節目になります、よく頑張ってこられましたね」
先生:「次回からはエコー検査で確認していきたいと思います」
私:「わかりました、今後ともよろしくお願いします」
次回は2月下旬に大腸内視鏡で局所再発がないかの検査とエコー検査で肝臓に再発がないかの確認をすることになりました。
診察室を出たあと、一先ず妻とハイタッチで喜びを表現しましたが・・・肺の結節についてなんでもっと聞いておかなかったのか・・・と反省
<横山専務のコメント>
一昨年告知を受けたのが12月22日、この日は死に対する絶望と悲観で泣きはらしました
昨年10月に肝臓再発の告知を受けて更にどん底に突き落とされて、12月末に手術、抗がん剤の服用も行いこうして1年が過ぎました、何が良い方向に影響したのかはわかりませんが、こうして1年再発なしで過ごすことができたのは、一先ず良い兆候であり「生きられる」ということへの希望へ繋がったのは間違いありません
5年生存率などの統計データ上は約2人に1人は亡くなっている厳しい状況であることに変わりはありませんので、引き続き自分でできる努力をしつつ前向きに過ごしていきたいと思います
本業の仕事、主に仲介業務については順次再開の方向で動いております
ご心配をおかけしている取引業者並びにお客様に関して重ねてお詫びと御礼を申し上げたいと思います
3年越し?・・・漸く妻と娘と3人でクリスマスを笑って過ごすことができそうです
「娘の小学校卒業を見届ける」という目標を、「中学校卒業を見届ける」まで引き上げようかな・・・と思います
できたら娘の彼氏をぶん殴る・・・までもっていきたいと思います(笑)
そんなに簡単に死んでたまるかよ!!