横山専務の闘う営業日誌

福島県の不動産屋です、42歳で大腸癌を患って健康と日常の「当たり前」に感謝。闘う不動産屋として情報発信していきます。

大腸がんとの闘い⑤「退院後の生活と後遺症」

2022年03月07日 23時54分17秒 | 日記

退院後の生活について後遺症と併せて記載してみました。

◎退院後の傷の痛みについて

私の場合は、手術後の皮膚表面の傷痛み、手術で繋いだあろう腸の痛み、肛門の痛みが酷かったです。

退院後2日間は入院中と同じように1日4回の痛み止めが出たいたので飲んで対応していましたが退院後3日目からは痛みがひどい時だけ飲むように処方されていたため、できる限り我慢して限界だと感じた時だけ薬を飲みました。

夕方から夜にかけてひどくなる傾向があり、夕飯を食べた後は腰を下ろしてほぼ何かに寄りかかって過ごしていました。

◎排便障害について

ネットで事前に情報は調べていたもののやっぱりきつかった。私の場合は基本便秘の状態で、なんとか薬などで便を出しました・・・ところが一旦出だすと出しても出して止まらない、2時間ぐらいトイレを往復し続ける感じです。

直腸を切ってしまうと便がうまく溜めることができなくなるために起きる症状だそうです。

また便が溜まっている気がするが便意が全く感じない変な違和感が気持ち悪かったですね・・・便意の感覚が鈍っている?ずれている?ため・・・「便を出しくなる」という感じがなく便意を感じるときは「限界だ!漏れそう!」・・・という感じの強い便意を感じてトイレに駆け込んでいました。

後は、とにかく肛門(多分肛門栓の影響で傷があったあたり)と手術で繋いだであろう腸の部分が排便の度に痛くなる、ほぼ怖くなるほどの激痛がおきるので排泄がストレスでした。

◎排尿障害について

排便だけではなく排尿障害もおきていました、尿が溜まると傷口を圧迫する形になるらしく、おしっこをするたびに腸の痛みがおきる。また硬膜外麻酔の影響なのか尿意が感じずらく、尿意を腸の痛みからわかるといった状況でした。

◎胃潰瘍の発症

これは正直予想外でしたが、痛み止めが少なくなった翌日、胃に激痛を感じて食事を全部吐いてしまい1日寝込むことになりました。数日痛みが続いたため、心配になり病院にいったところ「胃潰瘍」の診断を受けて急遽、飲み薬による治療が併行して行われることになりました。

先生曰く、「ストレスが原因ではないか?」とのこと。

麻酔や強い痛み止めを飲んでいたせいで気づきづらかったのですが、自分の身体がストレスに弱いことを実感させられました・・・多量の出血や胃に穴があくといった状況になる前に気づくことができて良かったです。

◎食欲不振

私の場合、胃潰瘍も併発したので一般的ケースとは異なる点もありますが、腸を切ったことで排便障害の影響もあり、食べられなくなりました。

食べれない理由は以下の通りです。

①胃が膨れることで傷を圧迫して痛みが出る。

②排便時に激痛が怖くて食欲がなくなる

私は入院前の3分の1程度の量しか食べられなくなってしまいました。痛みのせいで身体が拒否反応している感じもします。

頭では食べたいと思っているのに身体が受け付けないのは正直辛いです。

TVCMで食べ物が映るたびにストレスを感じますね。

食事がとれない分ビタミン等の栄養は補助食品をネットで取り寄せて飲みました。

<横山専務のコメント>

大腸がんの手術後、一番怖い後遺症が腸閉塞を起こすことなんですが、そのために食事制限を2ヶ月程度行うことが通常のようです。

食事の制限については、個人差が大きいため自分の身体と相談して各自が決めるようになりますが・・・私の場合は、ベストな量を決めるのに1週間程度かかった気がします。

排便障害が一番辛くこれがあとどのぐらい続くのだろう・・・と思うと気が重いですね。

適度運動と睡眠、食事制限をしっかりこなして1日でも早く身体を戻したいです。


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