<大腸がんの肝転移による肝切除後の新たな標準治療を検証 肝切除後の補助化学療法は生存改善を認めず>2021年9月27日/国立研究開発法人国立がん研究センター
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2021/0927_2/index.html
大腸がんの肝臓転移の後に再発予防の抗がん剤治療を行っても再発までの期間は稼ぐことができたが、生存延長には影響がなかった。要は抗がん剤を使用しても亡くなるまでの時間は変わらなかった・・・というとても辛いデータです
<転移性肝腫瘍の手術と成績>2024年4月17日/がん研有明病院
https://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/liver_i/001.html
がん治療国内TOPクラスと言えるがん研有明病院の治療実績が記載してあるページです、切除可能肝転移の5年生存率が74%にまで上昇した。切除可能症例の5年以内の再発率は約54%
<GOOGLEのAIによる説明>
肝臓切除後の3年以内の再発率は74.9%、その際の肝臓への再発率は65.2%である、大腸がんの術後の再発リスクは、術後3年以内に約80%以上といわれているが、術後5年を経過すると1%以下まで低下する
<横山専務のコメント>
以前にも載せた記事の再掲載となります、私は大腸がんの肝臓転移があったものの抗がん剤治療中の検査の中で再発が発見できたこともあって切除手術が可能でした・・・そうした不幸中の幸いとも言える手術が行えた状況であったとしても数字上では厳しい統計データと言えると思います
ただ手術の技術や新しい薬の開発、承認も進んでおり年数が経つにつれて治療実績も向上していることがわかります
肝臓切除から何とか2年を経過することができましたが、早期発見の重要性や正しい情報の重要性などを発信しつつこれからも「がんと闘う不動産屋」として邁進してまいりたいと思います
>最近、免疫療法について、ネットを調べた。日本には、NK細胞療法と6種複合免疫療法... への返信
国立がん研究センターから委嘱を受けている立場から申し上げますと、治療効果があるとされている免疫療法については「免疫チェックポイント阻害薬」を用いた治療法のみで、NK細胞療法、6種免疫療法については10年以上前に理論上効果があるとして治験が行われましたが、効果が正式に否定された治療法であることをお伝えしておきたいと思います。こちらの治療法を高所得者を対象に自由診療で行っているクリニックがありますが、諸外国では罪に問われるが日本では法規制が緩いため治療が横行している事実がございます。
最近、文藝春秋に掲載した[超高額「がん免疫療法」戦慄の実態]という記事を読んで、やっぱりNK 療法また6種複合免疫療法をやめた。