横山専務の闘う営業日誌

福島県の不動産屋です、42歳で大腸癌を患って健康と日常の「当たり前」に感謝。闘う不動産屋として情報発信していきます。

大腸がんとの闘い㉚

2023年06月14日 10時00分12秒 | 日記

2023年6月12日(月)

午後1時からの造影CT検査、再発を受けた時のショックが未だに大きく残っており「転移がありました」と言われることを考えずにはいられない。この日は妻の誕生日であったが朝から気分が重く緊張で頭痛がしていた。

2023年6月13日(火)

10時30分からの診察予定だったので本来だと9時過ぎには病院に入るが今回は前日に血液検査と検尿の採取も終わっていたため10時丁度ぐらいに外科に入った。呼ばれるのはお昼ごろだろうと覚悟していたが、呼ばれたのは10時20分ごろだったか予定時間より早く呼ばれたのははじめてだった。

診察室のドアを開ける瞬間は、緊張マックスだったが、先生の表情と診察デスクのPC画面に何も表示されていないのを確認した瞬間に安堵感に包まれた。

「異常なし、だったので引き続き抗がん剤の服用を開始しましょう!」

「やったー!嬉しいです!!」と大きな声を出してしまった、妻と涙目で先生を観る。

あまりに嬉しかったので「先生をハグしていいですか?」っと聞くと「それだけは勘弁してください」・・・と苦笑い。

早く診察してくれたのは、主治医の配慮だと思われる・・・心配して待合室で過ごす時間も結構辛いものだが、それを少しでも軽減してくれあげようと思ってくれたんだと思う。

次のCT検査は9月・・・今日からの約3ヶ月は引き続き抗がん剤の服用があるものの普通の生活を送ることができる・・・娘の夏休みには家族で過ごすことができる・・・それがとにかく嬉しかった。

◎UFT+ユーゼルの副作用について

カペシタビン、S-1など同じ5FU系の中では弱い部類とはいえ全く副作用がないわけではない。

服用の1週目から下痢→便秘を繰り返す。便秘に伴って吐き気・頭痛・めまいなどの症状がおきるため週の1日は必ず具合が悪くなって半日又は1日寝て過ごす日があった。

副作用記録を見返した中で服用時間を30分~1時間前倒しに早くすることを試したみた結果、吐き気やだるさなどが改善されることがわかった。

寝る前の服用時間が早くなる、胃の負担が軽くなることで睡眠の質が良くなって副作用が軽くなったのではないか?と推察した。

<横山専務のコメント>

今回の造影CTは原発の大腸がん発覚から1年半、肝臓切除からは約半年、丁度再発するのならばこの時期・・・という再発の所見が見つかりやすい時期の検査だったので7割、8割がた再発が見つかるだろうな・・・と思っていました。

そういった意味でも今回の検査を無事クリアできたことは非常に嬉しかったです。

8月に抗がん剤の服用が終わる予定ですので9月の検査をクリアできれば念願の経過観察に入ることができます。

がんに罹患したことない方にはなかなかわかってもらえないのが残念なところなんですが

①がんはCTやMRI、PETと検査で画像確認できるようになるには一定の大きさが必要である。

②一度でも転移したがんはまず治らない、正確には治るというには手術の後、一定の期間再発の所見が見られないという診断をうける必要がある。

③再発・転移したということは全身にがん細胞が回ってしまっており自分の免疫とがん細胞の闘いがずっと続いている・・・どこかのタイミングでがん細胞の増殖が勝ってしまえば一定の年月、一般的には半年~2年程度をかけてCTなどの画像検査に映る大きさに成長する。※悪性度の高いがんは1ヶ月程度でも肝臓を覆うような大きさになることもある。個人差が非常に大きい。

ということを改めてお伝えしておきたいと思います。

自分の現状は、過去の治療実績からみて3年生存率が50%程度、5年生存率が4割弱となっており、術後2年間の再発率は50%~80%と決して楽観できる状況ではありません。

今回は目の前のハードルを1つ飛び越えることができた・・・というだけに過ぎません。

1日1日普通に生活ができることに感謝して家族のために会社を守るために頑張りたいと思います。


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