◎術後6か月の検査結果について
8月2日の5クール目の診察に併せて7月26日に胸部CT、腹部CT、骨盤CT、血液検査を受けてきました。結果は「異常なし」とのことで胸をなでおろしました。
もしここで「肺や肝臓に影がある」「腫瘍マーカーが高い」などの異常ありとなった場合には術後補助化学療法で投与されている「抗がん剤が全く効いていない」、「増殖スピードの早い性格の悪い癌である」、また「術前検査でたまたまCTやPETで映らない大きさの転移が既にあった」・・・など非常によくない状況が想定できていたので診察室に入る前の緊張はかなりのものでした。
緊張が主治医に伝わっていたのか、先生が安心させようと笑顔を作ってくれたのがわかりました。
「あ~これであと少なくともあと3年ぐらいは生きていられそうだな~」と思いました。時間が稼げれば医学の進歩と併せて闘う時間が稼げると感じました。
◎抗がん剤治療を4クール乗り越えて
私はカペシタビンの単独療法で術後補助化学療法に取り組んでいますが、抗がん剤の副作用の苦しさ、敷いては癌と闘うことの孤独感は家族であっても理解してもらうのは難しいんだな~と感じています。
毎クール投薬開始の2日~3日間は吐き気止めのオランザピンの副作用で身体がだるくて1日のほとんどを寝て過ごしています。食事の時だけ何とか身体を起こすようにしているので日によっては20時間近く寝ています。その後の吐き気と食欲不振については説明が難しく家族にも理解してもらうことに苦労しています。
食べ物の臭いをかぐだけでも吐きそうになる時もあれば、食事はとれるけど、食べた後に急激な吐き気に襲われる場合もあります。
下痢と便秘を繰り返すためそれが怖くて食欲不振になるときもあれば、そのクールによっては胡瓜や西瓜などの瓜系の食べ物が一切受けつけない時もあります。
塩気と甘味を全く感じなくなるときは何を食べても美味しくないため食欲がわかないのですが・・・と思えば満腹感と空腹感が両方とも感じなくなる影響なのか、空腹感とは別の異常な食欲が沸いて吐くまで食べたくなるときもあります。
私の場合、手足症候群の症状が出ていないことは幸いです。ビタミン剤と保湿剤を徹底している影響なのかたまたまなのか体質が幸いしているのかわかりません。
その代わり下痢と吐き気の症状には苦しんでおり日常生活に支障をきたしています。仕事にも影響が出ており対人関係の日時調整が難しいのが実情です。
◎おすすめ動画について
がん情報チャンネル・外科医佐藤のりひろ先生【必見】がんを克服する人に共通するメンタル7つ:再発・転移・切除不能でも長生きするサバイバーはどんなメンタル?
https://www.youtube.com/watch?v=xW2ervbVWnc
<横山専務のコメント>
癌と告知され自分が死ぬ可能性のある病気であることがわかった時のショックは到底想像もつかないもので告知当日のことは今でも忘れることはありません。
誰しも大きなショックを受けると思いますが癌という病気、自分に置かれた現実の向き合って闘うには相当な勇気が必要だと思います。
私の場合には、「小学生の娘がいること」「守るべき家族がいること」「自分が働いて回さなければならない会社があること」が糧になりました。
またステージⅣの子宮体癌になった母親が絶望感で精神的に参ってしまい日常生活に支障をきたして精神科に入退院を繰り返す、また抗うつ剤による治療を行ったという経過から「自分は絶対にこうはならない!!」と母親を反面教師にして自分の気持ちに鞭を打った面はありました。
ブログに自分のことを書こうと決めて書き始めたのは同じく告知されてから癌に関する情報を手当たり次第集めた中で他の人の考え方や体験談を知ることに勇気をもらってことが大きな要因でした。
自分の経験を同じように孤独感と絶望感に苦しんでいる人の心の支えに少しでもなればいいな・・・と思う気持ちが大きいですね。
生きる・・・という目標を見失わずに、悪い結果が訪れたときのために1日1日を大切に過ごしたいと思う・・・これからもブログを書き続けていきます。
誰かの参考になれば幸いです。