Presence: Deluxe Edition Led Zeppelin
次から次へと発表してくるLedZeppelinのRemaster、Deluxe Editionもの。もちろんコンパニオンディスク付で。
このアルバムは1976年発表だから俺が物心ついて洋楽を聴きはじめたころにでていたわけで当然LedZeppelinの名前なんて知らず何だろうこの不思議な音楽はとラヂヲを聴いていたような覚えがある。初めて聞いたのは渋谷陽一氏がパーソナリティ(死語?)を務めていたNHK-FMの音楽番組だったはず。今wikiったら
サウンドストリートという番組名だった。ってことはアルバムが発売されてから1年以上のタイムラグがあって聞いていたのか。たぶんこの時聴いたのは「Hots on for Nowhere」だったはず。シャッフルの曲でお囃子みたいなのにエレキギターがジャカジャカ鳴っていて、ららららららら~ いぇ~ ららららららら らんら べいべ ♪~と耳に残るリフレインがポップな曲だ。当時厨房にしてすでに「The Song Remains The Same」LP2枚組のライブアルバムがヘビーローテーションだったのでこの曲とこのライブでの演奏のギャップから同じバンドとは思えなかった記憶がある。今、聴きなおしてみると1stに入っていてもおかしくない曲だな思う。
このアルバムの珠玉の曲と言えば1曲目の「アキレス最後の戦い」。もうなんて表現してよいのやら。ハードロックとはスピード感であり、グルーブであり、重さでもあり、うならされる曲中の展開であり、求めてるものが全部網羅されているかっこよさがこの曲にある。そして特別な4人のプレイヤーの存在感。PRESENCE。なわけです。今回のリマスターもそうであるがドラムの音像がこのリマスターアルバムでも素晴らしく良いできあがり。ジミーさんはドラムをやり直したかったのだろうな。LPだったら大丈夫だったモヤッと感がCDになるとどうにもこうにもいけてない音になっていたのだと思う。ドラムキットがそこにあってボンゾさんがどかどか叩いている。もうこれだけでロックぢゃん。その横で音数のやたら少ないベースを弾くJohn Paul Jonesの凄味。それにジミーさんのギターオーケストレーションの最たるアレンジに言わずもがなのロバートさん。
Led Zeppelinの最高傑作はこの「Achilles Last Stand」だと思うわけであります。
なわけで残り2枚「CODA」「In Through The Out Door」をポチってしまいました。
これで夏休みはLed Zeppelinn漬け。