どうしても

広島に来ると立ち寄ってしまうのがここ、原爆ドーム。
現場が近く空き時間をつぶすのに最適だ。時間が止まっているのだ。
ここにくるといやでも日本はその昔、無理を承知で大国の真似していた
帝国主義国家だったと思い知らされる。
普段思いださなくとも何かの機会に思い出させてくれる存在は必要なのだ。
お隣のお笑い国家が同じもんもったところで一度は滅亡した国家「日本」と
同じ道をたどるのに？ねえじょんいる君。
抑止力となる前に破滅をも招く20世紀の遺物なのだ。

先日訪れた美瑛、俺の通っていた小学校の校庭に今も第2時世界大戦時の
陸軍演習場の石造りの門が今でも残っていた。
俺が通っていた頃は隙間風が入ってくるような教室2階建ての木造校舎だ
った。10年位前に建替えて立派な校舎になっていたのだが、その門柱は
そのまま校庭の端っこに残っていたのだ。
これを残そうと思った人はどのような考えで残したのだろう。ただの歴史か。
ただの記録か。それとも戒めか。
こんな日本でも類を見ないくそ田舎にも帝国主義当時の日本の遺物が残っ
ているのに愕然とした。
ちなみに北海道の各地は自衛隊の存在は道民にとっては日常のだ。
ごく普通に地域社会とともにある。美瑛の隣の町上富良野町には自衛隊の
演習場があり、大砲の音が聞こえたりする。俺は子供の頃動いている戦車を
見たことがある。61式だったか。上富良野在住の叔父叔母はアパート経営し
ているが住民はやはり自衛隊職員だ。

自衛隊の存在の是非は論じても結論は俺には出ない。でも武器を持っている
以上軍隊は軍隊だ。要はその使い方なのだろう。
そんなことより以上に自衛隊は北海道民にとって日常的に必要な存在なのは
間違いない。

自衛隊がなかったら誰が「札幌雪祭り」の雪像を作るというのか。



ん？

たまにはこんなことを考えてみるのもよくなくない？