無題放免

バンドやってます。

VAN HALEN

2006-06-02 | つれづれ
それまでブリティッシュロックばかり聴いていた俺がアメリカンロックもいけるぞと思わせたバンドです。脳天気なアメリカのバカがやってる脳天気なロック。と、思ったらそのギタープレイたるや革命的なものだった。ただのおバカじゃないんだ。ただのバカはその後デブリーロスとわかったのだが。というよりもこのフロントマンがこのバンドのカラーを決定付けていたという点で稀有な存在だったのかもしれない。エドワード・ヴァン・ヘイレンのギターについてはもう語りつくされていることなので、やめとくが中学生のギターを弾き始めたばかりの少年には神様に見えた。高校1年の時に武道館へ見に行ったが、友人は双眼鏡をコンサート中顔から離さなかった。やたらと曲間のMCが長くしかも当然英語なので何を言っているのかわからずメンバーは大笑いしてやたらとフレンドリーなのだがだらだらしたコンサートだったのを覚えている。ステージ上のエドワード・ヴァン・へイレンはレコードと同じく全く新しい奏法で新しいギタープレイを何気に普通に当たり前のように弾いていた。それも終始にこにこして飛んだりはねたり走ったり。天才だ。たぶん彼の頭の中に出したい音があるのだろう。それを探していくうちに会得した奏法であって奏法ありきのプレイではないところがすごい。だから、キーボードでできた曲があればあっさりとステージでもギターを置いてキーボードを弾くのだ。
エドワード・ヴァン・へイレンのプレイでもっとも特徴的なのがそのスピード感。同じリズムでもグルーブ感とは違う一瞬のスピード感は他のギタリストがまねできない特別なものだ。なので、兄貴のドラムがもたろうが、ベースがルートしか弾かなかろうが関係なし。逆に言うとこのギタープレイにはこのリズムをはずすドラムとシンプルなベースしか合わないのだ。ビリー・シーンがこのバンドにいても意味がない。ちゅうか楽曲的に邪魔。
楽曲はというと、見事にポップ。ハードなギターのこれがほんとのパワーポップ。当人達はビッグロックといっていたけど。コーラスワークなどは他のハードロックバンドにはない見事なものだし、いいメロディももっている。間違えても難解な曲はやっていない。ここらへんが他のハードロックバンドと一線を画すとこなのだ。だからあんなにアルバムが売れるのだろう。ほとんどのリスナーは彼のギターがどうのこうのでアルバムを買うわけではない。その辺はエドワード・ヴァン・ヘイレンが一番よく知っている(と思う)。
てなわけで、コピーしようにもギターが難しくてバンドでできないのがヴァンヘイレン。実は私ライトハンド奏法ができずギターをあきらめた口でございます。ドレミファソラシドができなくてもライトハンドができるといったやつがそのころいっぱいいた。ソロは弾けなくても高中正義の「ブルー・ラグーン」だけ弾けるやつとか、バンドなんてやったことのないサーファーがビートルズの「ブラック・バード」だけ弾けるとかね。あたしはドレミファソラシドしかできない(泣。

最近、とんとうわさを聞かなくなったがなにをしているのでしょう?エドワードさんは精神を病み・がんを患ってのち復活したそうだが若そうに見えてみんな50歳だからなあ。働かなくてもいいんだろうし。欽ちゃん飛びできなくなったエドワードさんなんて見たくないからな。そういや欽ちゃん飛びといえば最近はサンボマスターだし。
1枚VAN HALENじゃないアルバムが混じってるけどご愛嬌。

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2 コメント

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個人的に (Hiro)
2006-06-02 21:49:27
そのバカが好きだぁぁぁあぁあああ!!

ソロアルバムはホンマに素晴らしい。
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確かに (※さん)
2006-06-03 14:13:11
Eat 'Em &SmileとSkyscraperはかっこいいよね。

てか、デビット・リー・ロス・バンドは見にいったことあるし。ビリー・シーンはもういなかったけど。スティーブ・ヴァイはハート型のダブルネックを弾いていたな。

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