「リクルート事件・江副浩正の真実」 著者:江副浩正(えぞえひろまさ)
「リクルート事件・江副浩正の真実」は 江副さん
(リクルートでは誰一人として役職名では呼ばない、
全員「さん」つけで呼ぶのが慣習になっている) の
逮捕から保釈までの113日間の勾留期間中の検事とのやりとりと保釈後の322回にわたる公判記録である。
昨日久しぶりに深夜から明け方まで一気に読み返した。
今回で3度読み。
読んでいる最中、なぜか涙腺が緩んだ。 リクルートは、長年お世話になった会社。
この事件の真っ直中、在籍していた。
リクルートは、 仕事の厳しさ・楽しさを一から教えてくれた
今でも自分にとって本当に大切な会社。私の原点。
江副さんは自分にとっては恩師でもある。
文中に出てくるリクルートの方々は全員名前と顔が一致する。
この事件で逮捕されたMさんは所属していた部署の元上司。
今はS県T市で悠々自適な生活を送っているとのこと。
今でも当時苦楽を共にした仲間達とは交流があり、 年に数回はお会いしては当時を懐かしんでいる。
つい先日もリクルート元上司からお声がかかり遅くまで飲んで昔を懐かしみました。
今こうして仕事をさせていただいているのも リクルートで
心身ともに鍛えていただいたおかげ と心から思っている。
たぶん私達の年代で当時在籍していた人達は 誰一人江副さんを悪く言う人はいないだろう。
私達にとって江副さんはいつまでも恩師である。
編集制作部門で月に残業時間が150時間をゆうに超えていたリクルートのあの時代がホント懐かしい。
仕事はとてもきつかったけれど、それ以上に 楽しかったことばかりが思い出され
苦しかった思い出は何一つない。
リクルートではいい仲間に恵まれてほんと幸せだった。
江副さんは今、虹の向こうで何を思っているのだろうか。