![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/6a/cf022ca74c7cbe0d6120288e1c0c0ef0.png)
寒い季節が来たら 頭が重いですよね。
古代人の治療法も参考に・・・・・・
「エーベルスパピルス」は
古都テーベ(現在のルクソール付近)の基地に埋葬されていたミイラの脚のあいだにはさまっていたとされる。
第18王朝の紀元前1550年ごろに著されたと考えられている。
第18王朝は、黄金のマスクで有名なツタンカーメンも在位した時代である。
エーベルスパピルスの247~249節および254節に頭痛への処方例をみることができる。
247節「インスがラーの頭の痛みを追い払うために行った治療:
こえんどうの実 1、
けしの実 1、
にがよもぎ 1、
にがよもぎの実 1、
ねずの実 1、
蜂蜜 1。
ラーをすばやく快方に向かわせるためには、これらをひとまとめにして蜂蜜に混ぜて塗るがよい。
この治療を頭に現れるすべての病、すべての苦痛、あらゆる種類の悪霊に対して用うれば、たちどころに彼は快癒するであろう」。
248、249、254節にも頭痛の治療法が記録されており、調剤にケシの実を用いるとある。
ちなみにモルヒネはケシに由来する。
250節に片頭痛にかぎった治療法が述べられている。「頭部の一側に起こる痛みに対する治療法:電気なまずの頭を油で揚げて、頭部に四日間塗る」。
(出典: 頭痛の話(中公新書)古井倫士【著】2005年出版p78-83)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます