盛夏の頃から少しずつ咲き始める葛の花。 秋の七草の1つですが、周りの木々を覆って飲み込んでしまうような草勢から生命力の強さを感じます。 そんな葛の花からは独特の甘い芳香がしますが、その香りが漂う早朝の草藪を表現した作品。 朝もやの雰囲気を作り上げるのに苦労されておりましたが、筆を使わず幾重にも重色した結果、理想通りの色合いが出たようです。 とはいえ、やっぱり難しい。