奇跡の一本松・・・について思う事

　どもです!!

　皆様もご存じのとおり、あの「奇跡の一本松」がモニュメントとして元の場所に戻ってきました。



　復興の「象徴」として、希望として・・・。

　でも、・・・こういう事を書いて良いのか、自分でも心が揺れます。

　確かに、「思いを残す」事は重要です。そして、これが地元の・・・いえ、震災で被害を受けたり、亡くなった方への「鎮魂の思い」を後世へ伝える「架け橋」となる事も充分に解っているつもりです。

　ただ自分は、こうも思わずにはいられないのです。

　「もう、一本松を仲間の所に帰してやってください。命を失ってまで、この場所に立たせるのは可哀想ではないでしょうか?『死に体』になってまで残す事はないではないか?良く考えてください!例えれば、貴方の大切な人が亡くなりその遺体が、人目に晒され続けて・・・良い気がしますか?
　一本松は充分に頑張りました。その事実は変わりません!!だからこそ、この様な形で残してはイケない気がします。
　形は、いつかは果てるものです。
　
　大切なのは、「記憶と思い」それを残すことではないでしょうか?

　形・・・などではないのです。

　時の流れに立ち向かえるほど、私達は強くはありません。

　いつの日か、滅びの時を迎え終わりが来るものなのです。

　でも、その日までは「記憶と思い」を紡いでいく役割があるのです。

　親から子へと・・・。

　一本松から、託された命があります。

　いつの日か、「この場所を元の美しい場所」に戻すために。

　生まれた「命」があります。

　私達は、その使命を負っているのではないでしょうか??

　乱筆失礼します。