予定は未定

添い遂げると思っていたけど違いました。

ぐうの音も出ない

2019-06-26 | アメリカ生活


昨年春から私の弁護士代を立て替えてくれているマット君。

この度、車を売って少し纏まったお金が出来たので、国を離れる前にスッキリ返してしまおうと思ってね。

借入当初は「返済は全てが済んでから」という条件だったんだけど、誰もが「遅くとも年内には片付く」ものと信じていた頃の話だから、ちょっと事情が変わったじゃない?

マット君はお金に困ってる人じゃないけど、私なんかに無利子で貸しているより資産運用に回したいってのが本音だろう、、と思って返金を申し出たらあっさり断られました。


オレは政府職員だ。

昇給もした。

そしてオマエは車ない、仕事ない、家もなく母親と同居予定。

今カネが必要なのは誰かっていったら「明らかに」オマエだ。





他に言い方はないのか。





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着々と。

2019-06-25 | アメリカ生活
先週、日本に船便で送る荷物を出してきて、今週は車を売ってきました。

もういい加減に本帰国です。

Dさん関係の手続きに未だ終わりは見えないのだけど、いつまでもキリがないし。

ここの家賃だって1750で私には大金。
あとは弁護士に任せて日本で待つことにしたわ。


車を売ったら帰りは足がなくなるのでマット君と車2台で出かけ、帰りに日系スーパーでラーメンを食べてから帰路へ。


暫くもう見ることのない景色を堪能するために途中で高速を降りてドライブしてくれました。



その後、最終日までレンタカーで過ごすつもりだったけど「うちの畑に置いてある車で良かったら使って」とのお友達のオファーに甘えて、今はそれに乗ってるんだけどさ。

これがまたスーパー・ファンキーな車なのよ、奥さん。

一応、日本車のピックアップトラックでエンジンも一発で掛かるんだけど!

屋根に苔が生えてるの。
車内も元の色が不明なくらい汚れて何もかもが埃っぽい。

さらに!

「洗車は禁止。特に苔は大事にしてるから」と持ち主から注意事項として言われているので、そのまんま乗ってるわ。

まったく意味不明だけど、彼らは本気よ。

そんな見た目とは裏腹に、メンテナンスはしっかりされていて絶好調の走りをしてくれます。




明日からは予定が詰まってるので今夜はアメリカ最後の一人飯です。

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ワインとビールがぽこぽこ空いた夜

2019-06-24 | アメリカ生活
私の両親とも交流があったシルビア夫婦。

いつだかはコロラドで彼らの友人に日本の田舎では見たことがないHummerに乗せてもらい、ロッキー山脈の山間でオフロードトリップをした時なんて、父は相当喜んでたわ。

人数の関係で私は同乗しなかったのだけど、全く意に介せずって感じで楽しんでいたっけ。

それからスポーツ観戦が大好きだった父はシルビア家に滞在中、自分の家じゃコードレス電話とテレビのリモコンを間違えるくらい色んな意味で致命的だったにも関わらず、旨い具合に有料のバスケとかブラジルのサッカーチャンネルを勝手に見てたりしてね。

帰る日にリモコンの下に置いてあった1万円札が父の反省具合を表してたよね。
$100札じゃなくて敢えて日本円を置いてくるところが父らしいっていうか。

彼ら夫婦とウェスタンバーに行った事もあったわ。

「日本でもこういう所に来た事ないのに、まさかアメリカのに先に来るとわな」ってお父さん笑ってたっけ。

それで「あれ?そういやお母さんどこ行った?」って焦ったんだけど、地元民に混ざって踊っててさ。



こんな感じに彼らの子供達が寝た後、私の父への弔いを込めて大人3人で飲みながら昔の思い出話をしてきました。

ちゃんとあの時のお礼も言ったら(参照:過去最大級の時差ボケと悲しみと感謝)シルビアも当時のことをしっかり覚えていて二人で少し泣きました。

私の涙は悲しみが半分、残り半分は良い友達を持てたことへの嬉し涙だったけどね。


今度は母も一緒に会えたらいいなぁ。




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私は今年42

2019-06-22 | アメリカ生活
3泊でアリゾナのシルビアのところへ行っていました。




到着翌日、あの家の次男と4時間ほど留守番だったので、水着かパジャマでまったりする予定だったのだけど、たまたまその日はシルビア夫婦の結婚記念日でさ。

いい機会なので彼に「この日がなければあなたは存在すらしない大事な日なんだよ」と教え、リビングを飾りつけることに決定。

そして二人で買い物に出かけて家の中をデコレーションしていたんだけど、そのうち飾る場所がなくなって来てさ。

こういう時こそ役立つ長身。
よそ様の家のソファーとコーヒーテーブルを踏み台に、天井のくるくる回るやつに付けたの。



付けたらモチロン回したくなるじゃない?

「本当にやるの?いいの?僕らそんなことしたことないよ?」と次男は及び腰だったけど「オフコース」とリモコンを剥奪するママの友達。

送風レベルは3段階あって1から順にあげて3まで行くと案の定、飾りがブンブン飛んでくの。

いざ始まると楽しくなっちゃって、それを何度も付けちゃ飛ばしてキャッチするという新しい遊びに暫し二人で興じていたのだけど、親の帰宅時間が近づくと





ええーっと・・・・


もうスイッチ切った方がいいと思うんだけど・・・






7年前、元夫が事故で運ばれた翌日に誕生した彼らの次男。
FBで彼の容態を報告する私と、新しい命の誕生に幸せと希望に満ちた報告をする彼ら。

どんなに近しい友人同士でも歩む人生ってこうも違うものなんだなぁって思ったことが忘れられないわ。

そういった事も踏まえて「まさかあの子の方から止めに入られるとはね〜。大きくなったね〜」とその晩、大人だけの時にこの一件を報告したところ爆笑されました。






7歳に止められたの?



特にうちの7歳に?





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父がいない父の日を迎えて 〜先月の話

2019-06-17 | アメリカ生活
父が亡くなった連絡を受けた日。

飛行機まで時間があったので、日本で直ぐに必要となるであろう黒のパンプスを買いに行ったのね。

ちゃんと試着して買ったのだけど、あの時は相当足がむくんでいたらしく数日後のお葬式があった日には歩きづらいほどに靴がカッパカパでさ。

今日こそ歩き回らなければならないってのに、こりゃ困った。

そう思って、葬儀屋さんに何か靴に詰められるモノがないか聞いてみたわけ。

サイアク新聞紙でもあればいいな、、なんて考えていたら「脱脂綿ならありますよ」とのこと。


それを受け取りながら思わず聞いたよね。

「コレ父が使ってるのと同じのかしら、あはははー」って。


脱脂綿をくれた葬儀屋のおばちゃんも笑いながら、






未使用なんで〜




悲しみの中のユーモアに見る光は大きいなって思った瞬間でした。


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