YOUのぐうたら日記 in 四国

祖父の退院が決まった

祖父は今、要介護3の認定。
退院後に、ショートで入所することが決まった。
ケアマネさんにプランをお願いして、書きあがった。
退院は土曜日で、一旦自宅に戻り、13日から5日間ショートでの入所をさせてもらう。

そのあとは、ディサービスを利用しながら入所を待つか、ショートでの入所で空きを待つかは本人次第。
ショートでの入所は高いけど、今、部屋の空きがないので仕方ない。
私が「早めに施設を申し込んでおかないと大変なことになるよ」と言っているのに、聞く耳を持たなかったのだから仕方ない。

入所するためには、去年から制度が変わり、要介護3以上となっている。
100歳で認知はないが、動きはそろそろ。
自分で食べて、自分でトイレにも行くが、一応、紙パンツだけは履いている。
自宅のお風呂に入れたら施設利用しなくても済むが、もう浴槽に入れず、シャワーしかできないので…。

入所料金には、制度が変わって1千万円の壁ができた。
貯蓄1千万円以上なら、利用料が高い。

算定制度が変わった時に、私は母親に伝えておいたのだが…。
「一人で1千万円、夫婦で2千万円になった。でも、どこでも一人1千万円以上は持っているよねぇ。利用料が高いの馬鹿馬鹿しいなぁ」って。

ケアマネさんから話を聞いて、母親は驚いていた。
「1千万円までなら月に10万円の支払い。1千万円を超えたら月に13万円になります。順番が来て、正規の入所になったら7万円程度になるかも…」って。

ずーっと母が祖父の食事代金からタクシー代金、病院の診察代、薬代、祖父の家の固定資産税と払ってきたので、祖父が払うのは、祖父の家の電気代と水道代だけ。
そりゃ、お金も残るわ(笑)

800万円くらいにしておかないと…と銀行に行っても、案の定、お金は出せず。
銀行員がわざわざ入院先に出向いてくれたとか。
「定期預金の解約用紙を、100歳のおじいさんが眼鏡もかけずに自分ですらすら書けるんや 。本当に100歳?」と担当者もびっくり。
今の時代、本人確認やら、本人筆跡やらで、本当に大変だ。

母は母で、「10年分の生活費が一気に返ってきたけど、こんな大金もらってもなぁ。ころっと逝かれたら困る」って言うし(笑)

「まだ10年生きるかも。先に逝ったばあさんが、『まだ来るな』と言って、あっちに行けんのかも」と私はいつも言うのだが…。
人生の最後って、不意に来るんだろうなぁ。

私なんて、現金は全く持ってない。定期預金なんて1枚もない。
株や投資信託ばかり。気づいたら半分になっていたなんてこと、しょっちゅうだ。
こういう制度になると考えさせられる。
施設に入る前には、生前贈与で子供たちに割って渡しておかないとダメだなぁ。

私は仕事も趣味も好き勝手して楽しんできたけど、始末してお金を貯めてきた祖父を思うと、100歳まで生きてきて楽しいことあったのかな? となんとも切なくなる。
土曜日の退院後に、祖父には、集団生活という試練が立ちふさがる。
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