YOUのぐうたら日記 in 四国

伊藤さんのサイン

知り合いからビデオテープを貸して欲しいと依頼され、そのテープが見つからず実家へ帰ってみる。

実家といっても、母が新居を建てて転居したので、今は空き家になっている。
「早く売らなきゃね」と言いながら、13年間寝込んだ祖母を家で看取り、そのあと自分が癌になってしまったものだから、片付けもできてないまま。
まだたくさん荷物が入っている。

そこへ戻った。
少しカビのにおいが漂う。
電気を切っているので、昼間しか探し物はできない。
そこでテープを探す。ない、ない、ない!

家の裏に、ハウスを建てているので、そこも探す。ない。
再度、家に入り、押入れに頭を突っ込む。

出てきたのは、大量のLPレコード盤。
NSP、さだまさし、谷村新司、アリス、松山千春、鈴木一平、グレープ、松田聖子、岸田智志、太田裕美、それに立派なフォーク大全集やら、クラッシック大全集なんてものまであるではないか。
自分で何を買って聴いていたのか、はっきり覚えてないのもすごいけど。
岸田智志の「モーニング」とか、鈴木一平の「水鏡」、松山千春の「季節の中で」、NSPの「八十八夜」なんて、本当によく聴いた。

伊藤敏博さんのアルバムもあった。
歌詞カードにサインをしてもらったのだ。
86年5月11日、23年と1か月前。
私が26歳。
伊藤さん30歳?
えー、それにしちゃ、華奢で可愛い過ぎたような? 女の子みたいな感じだったけど。

伊藤さん、「ボク、新潟の出身で、今は富山に住んでいて、富山ってどこか知ってる? 魚が新鮮でいい所だよ。一度おいでよ」とか何か、話しかけてくれたような気がするんだけど。
私、「富山? 福井、石川、富山、新潟が、北陸一括りって感じで、さあ? 石川はわかりますけど」と、バカな事を言ったら、伊藤さんに「ふっ」と笑われたような?
今でも場所を聞かれたら、小学生レベルと同じで何とも恥ずかしいけど。

そのあと、「日本を男性の横向きの身体に例えたらね、北海道が頭でしょ? そしたらね、石川がむにゃむにゃで、福井はそのむにゃむにゃの下でね……」となんと、会話の中で下ネタが出てきた。
それだけは忘れられなくって覚えている。

「はぁ?」と変な顔をして伊藤さんを見つめたものだから、私の顔を見て、それで話を途中でやめてしまったのだ。
まさか、笑うわけにもいかず。ちょっと恥ずかしかった。
伊藤さんなりの、私への地図教育だったのかな(笑)

サインに名前を入れてくださっていたのだ。
何曜日だったのかな? 栗林公園でお会いしたときだから、土曜か日曜かな?

伊藤さんのサイン、何かかわいい。懐かしいなぁ。
この頃の自分や友人たち、この日お会いした伊藤さんが思い出されて、タイムスリップ。

ビデオは結局、今の家の横の、以前に塾をしていたときの建物から見つかった。
無事にお貸しできてほっとした。
探したぁー。
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