YOUのぐうたら日記 in 四国

出版社よりご案内

出版社から、私の小説と随筆を図書館で見て、作品を送るように依頼があったのは4月だった。

送付後に女性の担当者さんから電話があり、その後、感想も送ってくださった。
うまくまとめられていた感想だった。
こういう仕事も大変だなぁ~と変な部分に感じ入った。
出版の話ももちろん出たが、「いやぁ、今は考えていません」の返答でたち消えた。

いや、たち消えたと思っていたのは私だけか? 先日、再度電話があった。
今度は、40代の男性担当者に変わっていた。
資料も送っていただいて、再度確認の電話があった。

今回のご案内は、前回のようなハードブックではなく、単行本での発売だという。
「エッセーは有名作家でないと、なかなか読者が手に取らないので、無名作家は売りにくいです。小説での刊行にしましょう」と言う。
価格も抑えられて、発行冊数によって90万円から120万円までの三段階。
本の販売価格をいくらにするのかは知らないが、だいたい1冊が3000円~4000円ちょっとの単価になる。
専属の編集者がついてのアドバイスと校正が入っての印刷だし、全国の書店に平置きされ、新聞広告も入るのだから、その代金が高いのは当たり前だ。
単行本だから、原稿用紙に200枚程度と、小説を2本選んでの薄い本になってしまう。
このレベルでは印税も期待できないし。

「いや、私のような小説はまだ世間に発表できるほど…」と尻込みすると、
「ご謙遜を。流通ルートに乗せられる筆力です。書店に置けます」と言う。
何度「自信がない」と言っても同じだ。
「もう少し、真剣に書き込んだ作品でも」と言うと、
今度は、「いや、書き込んだ作品が必ずしもいいとは言えません。感性ですから」とのこと。
うーん。勝てない。


まあ、百万円程度で自分の本が出せて書店に置けて、国会図書館にも納められるのだから、物書きとしたら幸せだろう。
「1週間真剣に考えます。お電話します」と電話を切った。

どうしよう!
小説を書くことは趣味の一つであって、別に本を出したかったわけでも、作家になりたいわけでもない。

同人誌で編集委員をしていたので、発刊までの流れはだいたいわかる。
今、契約を交わしたとして来年の2月あたりの発刊だそうな。
本を1冊でも出すとプロ作家になるので、賞によれば応募も出来なくなる。あくまでアマチュア作家までと応募制限をかけているところもあるので。
同人誌にいた頃、2冊出版している方があって、その方は「賞には応募できない」と話されていた。
まあ、最近何も書いてないし、そういう心配もないんだけれども(笑)

一週間真剣に考えよう。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ノンジャンル」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事