ゾロティスティ(ゾロ)の骨切り・伸長手術については、家族で随分と長い間悩みました。
同じ様な症例で悩まれている方がいらっしゃればと
参考記録で残しておこうと思います。
過去ブログには
軟部肉腫(前脚断脚)
頭蓋骨肉腫(放射線治療)
心臓病
軽度癲癇
軽度脳梗塞
後脚肉球炎症(断指)
などあります。
ゾロティスティ(ゾロ)は幼少期(生後数日)に骨折しています。
お里のママは、気が付いて直ぐに鳥取大学で手術をしています。
勿論、誰かの元へ行かせる事などとは、考えておられませんでした。
骨折や経緯全てを承知で、『是非、その子を家族にしたい』と
申し出た我が家と長い間話し合って、託していただいて家の子になった
ゾロティスティ(ゾロ)。
当初は何も問題はなかったのですが、成長と共に左前脚が湾曲。
慢性的な痛みがあり、右前脚にも弊害が出てきました。
痛みや弊害がなければ、手術は考えていませんでしたが…仕方ない!
手術を決断いたしました。
調べたら
尺骨の成長板が成長期の途中で閉鎖してしまい、それ以上伸長しなくなります。
その結果、前足が外側に湾曲してしまいます。
だから湾曲したのね。
今回の手術は
大分県日田市
ひぐち動物整形外科病院
こちらの著名な先生が執刀です。
おそらく、ただの骨切り・伸長手術なら
こんな感じで帰って来てくるのだろうけど。
ゾロの場合は湾曲を直さないといけないので…。
こんな感じで帰って来てくるのかな?
イリザロフ法は骨を骨折させて、骨折を修復しようとする自己修復能を
利用した延長法。
創外固定器という特殊な器具を用いて骨がひっつこうとするのを
だましだまし伸ばしていく方法。
1日1mm程度伸ばすので、筋肉や神経、血管も問題なく延長できる。
外からピンを刺して装具を固定していく。
イリザロフ法では、延長期間中はあまり痛みがない。
ピンが入っている部分が、感染を引き起こすことがありる。
ピンサイトケア(刺している部分を清潔にしていく)をマメに行っていけば
伸ばすことによる痛みはない。
短所としては、ワイヤーが体を貫通することがある。
リング型の創外固定器はとても大きいので、かさばってしまう。
動いたりするにも邪魔でストレスを感じることもある。
治療後、運動能力が落ちてしまう。
期間が長く掛かることと、ケアが大切になるようです。
不安だらけだけど、頑張ろうねゾロ❗