シンガー ユーリ Music,,,,,,,and,,,,,Romance Youri

singer & singer song writerのユーリ youriです。 約10年休んで、2012年5月復活。

プロの体調管理。。その1

2016-02-23 10:18:56 | 音楽
昨夜は素晴らしい会にご招待いただき、その会場のガラスドアを開ける直前に電話が。
電話の主は、幾つかのステージ依頼を下さっているイベンター。
とても慌てていて
「ユーリちゃん!8時までに⚪️⚪️へ来て歌ってくれない?」
この時すでに7:15。
偶然 場所は近いが、私は普通に地味の装いで、とてもステージに立てるようなものではない。。

なんでも8時からのステージに立つ歌手から ついさっき
「声が出ないから行かない」
という連絡があって急遽 歌手を探しているらしい。
お世話になっているイベンターなので何とかしたいが、
スタンダードを弾けないピアニストとカラオケしかないらしく、
2年に1度付き合いでカラオケに行く程度の私では、カラオケ持ち曲も無く、お断りした。

それにしても歌唱1時間前にキャンセル連絡をする歌手とは、いかに??
調子が悪いなら3日前くらいには代役を立てるなり調整するのが当然。
ミュージシャンも体調が良いに越したことはないが、シンガーはもろに体調が影響する。アスリートにも近い。
本番に向かって調整していくのである。

私も出演前1週間以内はボイスクリニックで診察を受けているし、喫煙者の友人とは会わない。
特に神経質になった理由は、実際に急性気管支炎になり声が出なくなって2本ライヴをキャンセルせざるをえなかった過去があるからである。
1本目は迷惑をかけないよう3日前に謝罪メールして何とか代役を、と店のオーナーに伝えた。
もちろん電話して平に謝るのが筋であるが、いかんせん声が出ない。
そのオーナーは、FBに
「出演者がドタキャンしやがって店は閉店しなくちゃいけなかったところ、、」
と投稿。
3日前なら何とかなるだろうか?と思って謝罪しても、ドタキャン扱いされるのか。。
改めて謝罪メールを出すと
「声が出なくても歌うのが歌手ってもんだ!」

2本目のライヴはお世話になっている浅草舵輪。
ボイスクリニックは「何とかなるかも」と言っていたのだが、ライヴ前日になっても とても歌える状態ではない。
ボイトレの先生に確認すると、
「この状態で無理に歌うと音痴になる。目指す音を出せなくなる。歌手廃業になるぞ。」。。
ボイスクリニックの帰り、舵輪の井ノ口氏に電話で事情説明すると
「休みな。ウチも休むから、来てくれるお客様たちに連絡してね。」
と優しい言葉。思わず、品川駅で泣き崩れてしまった。

こういうことがあると出演前の体調管理には自分なりに注意している。
それでも毎回100%万全とは限らず、、Liveは本当に生物(なまもの)だなあ~。と痛感するのであります。