背を向けた
君のすがたに
雨の中
この冷たさは
夢と思えず
宵の街
テールランプが
流れ星
きらめく胸の
先にあるもの
饒舌な
言葉の海に
浮かぶのは
ホコリという名の
黒い泡沫
新聞に
ポタリと垂れた
紅一点
必然なのか
偶然なのか
制約の
内こそ無限
パラドクス
自由を叫ぶ
我ナマケモノ