自転車屋のご主人

2016-09-25 | 日記
小学校への通学路の途中に

その自転車屋はあった。

店内は薄暗くて、売り物の自転車も

新品のように見えない。

その中で男主人はギラリと目を光らせて何かを睨みつけているようだった。

痩せてて少し猫背で白髪混じりの髪はボサッとして。

エプロンも油で汚れていた。

子供心に彼の存在がなんだか恐ろしく

店の前を通る時、彼が不在なことを祈った。

卒業した後、ほとんどその店のことは忘れ

時間が随分過ぎていった。

そして、あれから30年以上経つが、

いまだにお店をひたむきに守っていると聞いて

驚きとともに

ヒトの人生、ひとコマ知ったところで

真実は見えてくるわけない、と悟った。




Bon voyage 🚢

2016-09-15 | 日記
旅に行けない
好きなことができない
それは悲しいことじゃない。

毎日
毎日の
ごはん作り
植木鉢に水やり
犬との散歩
片付け
仕事、仕事。

お金がないとか
時間がないとか
そんな理由でなしに

毎日が私を作るから
毎日をいい加減にできない
これからは。


アラブの神秘マラケシュ

エーゲ海を望むパルテノン宮殿

エジプト守り神のスフィンクス

マヤ文明の不思議マチュピチュ

ダイナミックなエンジェルフォール


ボンボヤージュ!

頭の中で旅をする
今はこれで充分。


その気持ちは子供の頃と同じ。

ね、子供って自由でしょう?
心も頭もずっと自由でしょう?