福岡県築上町にある綱敷天満宮は菅原道真公を祀った天満宮です。
道真公が、京都から太宰府に流される途中に嵐に会い、この築上町の浜の宮に流れ着いた時
漁に使う網でもてなしたことから綱敷天満宮と名付けられました。
菅原公が梅をこよなく愛していたことからこの綱敷天満宮も梅の木が沢山あり、梅花で埋もれるほどでした。
神門を通して見る拝殿
拝殿までの参道は、梅花で埋もれていました。
拝殿と手水舎と境内を溢れる梅花
神門を抜けると、別世界に入った感じになり、
拝殿と手水舎を埋めるように梅花が咲いていました。
手水舎の裏手に回って見ると・・・
紅梅に隠れる拝殿
拝殿隠れほどの紅梅が見事で、灯籠もよく調和していました。
大蘇鉄と紅白梅のコラボ
紅白梅と蘇鉄と拝殿
拝殿前の様子
球体のおみくじ掛けと灯籠のコラボが好きです。
球体のおみくじ掛けと朱色の連鳥居を覆い尽くす梅花達
梅花に覆われた朱の連鳥居は神秘的です。
紅白梅と朱の連鳥居
朱の連鳥居と稲荷神社
事務所前のおみくじ掛けの球体と梅花
この時間、珍しく人もいない間がありました。
境内の中を散策し終わり、拝殿前から石鳥居を見て・・・
福岡県は、「まん延防止等重点措置」を3月6日以降解除することが決定しました。
新規感染者数が安定して漸減しているからで気持ち的にもホッとしています。
又、昨日(3月3日)ようやく3回目のワクチン接種も終わり、今日は注射したところが少し痛むくらいです。
新型コロナに対して、できることが一通り終わり、喉につかえていたものが取れた感じです。
福岡県東部にかって奈良時代の古都・豊前国分寺がありました。
奈良時代、聖武天皇の勅願により全国の国ごとに建てられた国立寺院で、当時九州東北部の文化の中心でした。
現在、豊前国分寺跡として、三重塔と国分寺跡そして当時を偲ぶように広い芝生の上に凛と咲く梅花が咲いています。
三重塔と紅梅
三重塔は深い木々に包まれ、ひっそりと紅梅と調和していました。
違う角度から見た三重塔
左に回り込んだところから撮影しました。
三重塔と休憩所と梅花
奈良時代の休憩所は、朱色と白色の独特の色合いで古都らしさを感じます。
芝生の上に凛と咲く梅花を間に挟み遠くに見える三重塔が印象的でした。
梅花と休憩所
古都のイメージと少し異なる明るい爽やかな雰囲気でした。
梅花と国分寺跡
国分寺跡が芝生の上に咲く梅花によって古都らしさを漂わせていました。
梅花は静かな時を積んだ建物などとよく調和し、凛とした張り詰めたような美しさが魅力です。
日常とかけ離れたこうした雰囲気を味わえるところが近くにあって恵まれています。
北九州市小倉南区にある農事センターは梅花の名所です、
今年は2月18日に行き、久しぶりに体いっぱいに梅香に包まれて至福の一日を過ごしました。
しだれ梅、紅白梅、東屋、小川、緑の松から作り出される日本庭園は、造形美と梅香が漂っていました。
日本庭園入口から見える小川を覆う紅梅としだれ梅
東屋と木製の散策路
木製の散策路は日本庭園の雰囲気に溶け込んでいました。
東屋を通して見る日本庭園
この光景を見ると疲れてもいないのに休憩をしたくなります。
日本庭園の中央から見た光景
ピンクのしだれ梅と紅梅が見事でした。
丁寧に手入れされた松が鮮やかな梅花を引き立てていました。
ピンクと白のしだれ梅そして色のハーモニー
白、ピンク、赤、緑の色のハーモニーに見せられました。
しだれ梅と紅梅と東屋
東屋を見るとなぜか癒やされます。
しだれ梅と山茶花
入口で見た小川が見えます。
素敵な日本庭園の割に人では少なかったです。
平日、午前中だったことと、コロナ蔓延防止の最中(現在も延期中)が影響しているのかもしれませんね。
このところ、オミクロンもピークアウトの傾向を見せ始めています、まだ安心はできませんが急激な増加傾向がなくなってホッとしています。
北九州市戸畑区にある夜宮梅林(よみやばいりん)は数年前に整備されました。
そのため、梅の木はまだ若くこれから歴史を経てどのような梅林に変貌するのか楽しみです。
夜宮梅林は小さな丘になっていて、丘の上まで登り、通り抜けて梅花を見ながら散策できるコースです。
とくに、丘の上からの光景は、北九州市が誇る皿倉山や日本水仙、藤棚などとのコラボが素敵でした。
寒梅コースと撮影地点
下の写真はグーグル地図を修正したものです、年代にずれがあり今回の梅林の様子とは違います。
今はもっと梅花が咲いて華やかです。
① 梅林入口の紅白のしだれ梅
② 丘の上側の様子
紅白の梅花がきれいでした。
③ 紅白の梅花
バックに緑の木々が入ると一層鮮やかになりました。
④ 梅花と皿倉山・日本水仙・藤棚のコラボ
夜宮梅林のベストビューです。
梅花と皿倉山・日本水仙・藤棚のコラボが素敵でした。
⑤ 紅白の梅花に送られて
梅花の丘から降りるときも梅花が見送ってくれます。
⑥ 梅花を見上げて
下り道を振り返ると、青い空に梅花がきれいでした。
⑦ 観梅を終えて
保育園の園児達の黄色い声が響き渡りました。
梅花はまばらに見えますが、あと数年すれば立派な梅林に成長するでしょう、楽しみです。
あっという間に終えた観梅でした。
天気も良く、7~8分咲きの生き生きとした梅花は見応えがありました。
2022年の観梅スタートに相応しい一日になりました。
豊前国分寺は、奈良時代 聖武天皇による「国分寺建立の詔」により全国に国分寺が建立された中の一つで、
九州東北部の政治の中心になっていたところです。
三重塔は、九州に3箇所しかなく、高さは23.5mで世界遺産の奈良法起寺(ほっきじ)に次ぐ大きさだそうでこちらは国・県指定です。
豊前国分寺内散策ルート
国分寺内の配置図が見つからなかったので、今回散策したルートと撮影した主要な建物などをしました。
本文を読む参考にしてください。
総門
向こう側に楼門がみえます。
弘法大師の像
門を入ると参道の沿って参拝者を迎えていました。
三重塔
参道からみた三重塔
梅花と奈良時代を思わせる建物
梅の木に地元の方が読まれた詩が掛けられていました。
紅梅・白梅に浮かぶ三重塔
三重塔の前に広がる梅林から見たところです。
三重塔と梅花のコラボが素敵でした。
奈良時代特有の建物と梅花に浮かぶ三重塔
紅梅と小屋
広い平らな敷地内にぽつんと立っている風情が古都の雰囲気です。
紅梅と講堂跡
古都に立つと歴史を積み重ねた重みを感じ不思議に気持ちが落ち着きます。
実際に、この場に立つと古都に合う花というのは、やはり梅のような気がしますね。
今年の梅花もすっかり終わりました、梅巡りの終わりは豊前の古都・国分寺三重塔になりました。