「錆びた滑車」 若竹七海先生
読み終わりました。 葉村晶シリーズ。 もう一度読もう。😅
公開されてるあらすじを略すると。
『女探偵・葉村晶は尾行していた老女・石和梅子と青沼ミツエの喧嘩に巻き込まれる。
それが縁で青沼のアパートに移り住むことになる。
そして、交通事故で重傷を負った青沼の孫から調査を依頼される。』と言う物。
今回も不運が続く女探偵・葉村晶。
だが、仕事は出来る。
早々、尾行の途中で喧嘩に巻き込まれけがをする。
いい歳の女探偵・葉村晶。
息は上がる、足はもつれる事もある、
歳に抗い、負けそうになりながらタフに行動する。
~~上手いんだよね! いい歳の表し方が。
友達とのファミレスでの会話を思い浮かべてしまう。
内容的には、若気の至りがこのような結果をもたらす。
取返しのつかない事もある。
他者を犠牲にして守ろうとする者。
更生を邪魔する者。 つけ入る者。
なかなか、難しく、悲しい内容でした。
「若気の至り」では済まない事も有ると知って欲しいと思ってしまった。
そして、もう一度読まなくては、なんか読み切れてない気がする。
本、買っておいて良かった。
今回の文庫には、「葉村晶語録」というのが付いていて、なかなか味がある。
その中の一つをご紹介。
「自分の容姿に対する幻想とは、十代でお別れした。
(さよならの手口)」
~ 30代まで幻想抱いてな~・・・私 😅
最後にお花を。
女探偵・葉村晶に何故か紫色をイメージしたので。
今日も読んで頂きありがとうございます。
(*^^)v