「殺人鬼がもう一人」 若竹七海先生
読み終わりました。
返り討ちに遭いました。
とりあえず、公開されている内容を略すると。
『都心まで一時間半の寂れたベッドタウン・辛夷ヶ丘(こぶしがおか)。
20年ほど前に連続殺人事件があったきり、事件らしい事件もない町で、事件が多発する。』
6編の短編集です。
今回の作品は「警察官が主人公」ね。
主人公、愚痴ってる。
この愚痴りが面白い。
な~んて、思って読んでた。
「えっ!どういう事?」違和感を感じる。
思わず読み返す。
「えー、そう言う事だよな。」
「えっ!また。」違和感と疑惑が膨らむ。
そして、複数の伏線を回収していく。
こんな伏線の回収仕方も有るんだなと。
「そうなの、えー、・・・。」
そして、短編の最初は楽しく読んでいく。
最後は「そう来たか!」「そう来るの?」と。
しかし、最後の最後・・・。
「・・・。」
寂れた町での事件物語か~、なんて、なめて掛かると返り討ちに遭います。
返り討ちに遭った私です。
最後に言っておこう。
負けてる所もあるかもしれないが、警察は以前と違う、腹を括ってるからね。
今日のお花は、複雑な気分を表しているような・・・。
今日も読んで頂きありがとうございました。