シャコウジレイ

ステキな絵が届いたよ～とＭさんから連絡が来た－いいなぁ～



そんな私に



昔から知り合いの同業者のおばちゃんから電話が。


「由加ちゃん，お茶のみに来ない？」


そうね、久しぶりにいこうかしら？

彼女、行くやいなや、

はい、ココに座って
はい、これ、一枚ずつめくって。


と彼女が描いたらしき絵が机上に。

それぞれに描いた日と何故か（ひのえ　たつ）とか（つちのと　う）とかが描いてある。（意味不明）

「ま～上手じゃが」
と言ったら


それがな、どこどこのだれそれに見せたらあんた天才？ッていわれたんよ。
でな、私も最近そんな気がしてきたんよ。

「・・・」

「それでな、これがたまねぎ。

ア、これは向かいの家の人にゆうてもろうたビワ。
これがにちにちそうで、これはみかん」


みたら判るよ、おばちゃん。




な、どう思う？結構上手にかいとるじゃろ。

個展に出したら言われてなぁ。
サインはなぁ、これ。



MITIKO



一文字の”み”もかわいいよなぁ、ドッチがええかなぁ？



（どっちでもぉ）


おいおい～どこまで行くの～？



まだ一枚20円の画用紙にしか書いてねんじゃけどな。


おしゃべりなおばちゃんはこうして由加ちゃんに話す”隙間”もくれなくて・・・。


ええかげんしゃべった後、こう言った。

「またええ絵が描けたら呼んであげるな」


「今日はもしかしてこれで呼ばれた？」