GW真っ只中のある日、夕ご飯を食べていると
「ピンポン」
と玄関のチャイムが鳴りました。
出て行くと、お隣の家のご主人でした。
「あの~。聞きたいことがあるんですが・・・さっき、職場の前で草刈をしていて野うさぎの赤ちゃんを見つけたんですけど、どうすればいいんでしょうかね~?」
「えっ・・・赤ちゃんウサギ!!!見せてくださいよ(^^♪」
ということで見せてもらうと、9歳のミーサの手のひらに乗るくらいの小さな小さなうさちゃんでした。
「こんなに小さかったら、ミルクしか飲まないでしょう。」
と、スポイトに温めたミルクを入れて小さな口の中に流し込むと、ペロペロと飲んでくれました。
「このうさぎ、いらない?」
と、お隣さん。
「ほしい、ほしい。」
と、うれしそうなミーサ。
「ええっ。育てられるかな・・・・・モモがお世話してくれたらいいけど・・・」
と、戸惑いのYUKA!!!
「とりあえずモモに見せてみようか。」
今まで人間以外の動物を見たことのないモモがどんな反応を示すかとても不安だったけど、そのちびうさちゃんをモモの前にもって行きました。
すると、
「何・・・これ!!」
って感じでくんくんと臭いをかぎ、ぺろっとその子の顔をひとなめしました。
でも、その後はそれ以上の興味がなかったのか無視状態・・・・・
襲い掛からなかっただけマシでしょうか・・・
それにしても、毛の色といい、おでこの白い線といい誰が見ても親子としか思えないくらいそっくりで思わず写真を撮ってしまいました(#^.^#)
「モモが面倒見てくれないんだったらこんな小さな子育てられないよ~~~。」
と言うと、ミーサもしぶしぶその子をお隣さんに返しました。
その夜は、お隣で面倒を見てもらい翌日近所でもらい手を探したけど見つからず、又職場に連れて戻ったそうです。
すると、その夜、
「クーン、クーン。」
と鳴きながらその子の親と見られるうさぎが職場の外に現れたそうなんです!!!
それであわてて、ちびうさちゃんを放してやるとすごいスピードで親のところにとんでいき、一緒に山へと帰っていったそうです。
「うそのような、本当の話なんですよ~。」
とお隣さんが話してくれました。
我が家に楽しい思い出と、かわいい写真を残していってくれたチビうさちゃん。もうお母さんと離れないで元気に大きくなってね!!