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今日は名古屋市に伺い、名古屋大都市圏成長ビジョン、名古屋大学の減災館について視察しました。このビジョンは2012年に名古屋大都市圏戦略有識者検討会を設置し、名古屋大都市圏の発展の方向性や名古屋市の果たす役割など幅広い分野から検討をおこない、今年3月にまとめられています。ものづくり産業の集積、交通・流通の要衝、ビジネスでの魅力、観光資源などの強みを活かし、さらに産業の進化や国際的な魅力ある都市、防災・減災の取り組みなど課題に取り組もうという中身です。ビジョンを構成する産業、交流、まちづくり、防災・減災の4つのシナリオで、各シナリオについてコアとなるプロジェクトに、他市などの取り組み事例を示し、行政の役割、企業・大学、経済団体の役割を明らかにして、名古屋市圏域の成長と活性化に取り組むことを目指すとのこと。
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午後は名古屋大学の減災館へ。同大学の減災連携研究センター・災害対策室という研究センターとして、災害時にも大学の災害対策本部としての機能を備えた施設となっています。免震構造となっていて、屋外から積層ゴムや直道転がり支承、オイルダンパーの様子も見ることが出来ます。実験教材も数多くあり、子どもたちにとっても自由研究などに活用できます。減災連携研究センターは、東日本大震災以前に立ち上げられ、同大学の教授、准教授だけでなく、自治体職員や民間企業、民間研究所の方々で構成されています。