

今日の議会が開会するにあたって、あたらしい千葉・みんなの会の市役所前宣伝を行いました。あたらしい千葉・みんなの会に参加する団体のみなさんからの参加もありました。この時期は日が当たらないので寒かったですが、千葉市長予定候補の寺尾さとしさんが、この間、政策としても掲げている学校給食費の無償化、高齢者のおでかけ応援制度などを中心に、市長選にあたっての内容を話しました。
その後、千葉市議会では議場コンサートが開かれました。120名を超える応募があったそうで、乳児を連れた方も参加をされていました。コンサートの内容については著作権や肖像権もありますので、ブログには掲載できませんのでご了承下さい。

午後1時から千葉市議会第1回定例会が開会され、市長からの予算に関する所信表明がありました。
その後に、もりた真弓市議(花見川区)が、発議第1号千葉市子どもたちをいじめから守るための条例について、提案理由の説明を行いました。
この条例は、児童等の命と尊厳を守るため、いじめの防止等に関し必要な事項を定めることにより、全ての児童等が健やかに成長することができる社会の実現を目指すものです。
千葉市で認知しているいじめの件数は、令和元年度は1,875件であったのが、令和5年度は3,236件と約2倍に増加し、そのうちパソコンや携帯電話でひぼう・中傷や嫌なことをされた件数も49件から137件へと約3倍に増えています。
目の前のいじめから、子どもたちのかけがえのない命、身体を守り抜くことは大人と社会の責任。 本来、のびのび育つべき多くの子どもたちは、苛立ちをマグマのようにため、強い孤独感につつまれていますが、その子どもに寄り添うべき教員の「多忙化」が起きており、いじめに対応する時間が足りないとの声もある中で、大阪府の寝屋川市では、「寝屋川モデル」として「いじめゼロに向けた新アプローチ」に取組み、2つのルート(教育的・行政的アプローチ)を並走させる方法で、いじめ問題に対応し、効果を上げています。
攻めの情報収集として、毎月1回、市立の全校児童・生徒にいじめ通報促進チラシを配布し、いじめの早期発見と抑制に取り組んでいます。市長部局にもいじめの相談窓口を設け、第3者的な視点で「今起きているいじめ」を止めることで、被害児童・生徒を守るための迅速な対応をとります。これは同時に、教職員がいじめに向き合う負担を軽減し、教育的見地で子どもたちに関わる余地を広げることにも繋がるという効果を示しました。
最後に、もりた市議は、「いじめはいかなる形をとろうとも人権侵害であり、暴力です。インターネット上でのいじめ被害も増加する中、子どもたちの変化を見逃さず、千葉市としていじめのない学校と社会をつくるための共同を広げるために、共に取組もうではありませんか」と呼びかけました。