佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

京葉5市議会議長連絡協議会議員合同研修会


 今日5日、千葉市内のホテルで京葉5市議会議長連絡協議会議員合同研修会が開かれ、参加をしました。講師は、慶應義塾大学法学部教授で総務大臣を務められた片山善博氏が、「市議会への期待とその役割」をテーマに講演されました。片山氏は、鳥取県知事を2期務め、鳥取西部地震の後に、国の反発を押し切り、被災者の住宅再建支援制度を実施したことでも知られています。
 今回の講演の冒頭に「議会に期待していること」として、第一に立法機関としての役割で、執行部の条例等を点検し修正する、良いものは通す、ダメなものははね返す。第二に行政機関を監視する。第三に行政運営の評価で、条例や予算が円滑に運営されているかチェックする。特に第二・第三は市民にとって良いものかが議会に問われていると。今日の講演の中心は教育問題でした。埼玉県での駆け込み退職問題で、県の条例を議決した県議会の責任もあり、参考人質疑や公聴会をおこない現場の教員の声を聞き、議会が修正を行なうといった条例や政策の点検が求められること。中央集権での統制ではいじめ問題はなくならず、安心して通学できる学校づくりこそ必要としました。教育委員は片手間では出来ないものであり、教育責任者にはしっかりとした報酬が必要ということでした。
用意されたレジュメでは、教育問題の他に、「財政の持続可能性と議会」「市民に開かれた議会とは」などの項目がありましたが、時間がなく触れられませんでした。講演を聞いた印象は、自治省(現総務省)の職員として地方自治に関わり、鳥取県知事として直接地方行財政を行ない、総務大臣として政府の中心を担われたことが言葉一つ一つに重みを感じさせました。そこには地方自治法が体に染み付いているからだと思います。勉強になりました。

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