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野本信正市議(若葉区)ともりた真弓市議(花見川区)、私の3人で北海道の十勝圏複合事務組合の一般廃棄物最終処分場「うめーるセンター」(池田町美加登)を視察しました。野本市議が一般質問で取り上げ、最終処分場の用地取得や管理運営などの課題について質問を行なって、実際に現地を視察することができました。同センターは9市町村が利用し、今後は新たに4町が加わるとのことです。千葉市の最終処分場はオープン式であるのに対して、同センターはクローズド方式を採用しています。メリットは天候に左右されず、廃棄物の飛散や動物の侵入などを防げるということです。施設内で処理水を循環させるなど環境にも配慮した構造になっています。施設上部に降った雨などは防災調整池にためられて、計画的に放流することで防災面からの配慮もされています。
平成23年度から37年度までの15年の埋め立て計画期間ですが、当初の埋め立て計画よりも35%少ない埋め立て量となっています。リサイクルや分別などの影響もあるとのことでした。地元との約束では15年ということで、延長については今後の課題としています。
北海道は広大な土地がありますが、処分場はいわゆる迷惑施設でもあり、地元の理解などを得ていかなければならない課題は共通しています。環境面やコスト面については学ぶことが多い施設と感じています。