
今日は千葉市国保を考える会の総会に参加をしました。総会に入る前に、社会保障推進千葉県協議会の藤田まつ子さんを講師に、「安心できる制度をつくるために」をテーマに国保についての学習会を行いました。国保制度の成り立ち、均等割(応益部分)による保険料負担の問題点、国庫負担削減による国保料の引き上げによる高すぎる保険料の実態、厳しい保険料の取り立て、保険証の取り上げ、国保の広域化のねらいなど国保をめぐる問題点や課題が話されました。
憲法25条にもとづく社会保障として制度改善のためにいまできることはということで提起もありました。「保険料は応能負担を原則に」「一般会計法定外繰り入れをなくさず増額を」「18歳未満の子どもにかかる被保険者均等割額の減免を」「生活保護基準にもとづく実効ある77条減免」、正規保険証の交付による生存権を守ること、医療費一部負担金の免除申請制度の活用の周知などをさせるためにも相談や宣伝活動を旺盛に取り組むこと。学習会を力に共同の運動を広げることなどが話されました。
総会では今後の活動方針として、「なんでも相談電話」の年2回実施、宣伝・署名行動、市や区への交渉や要望を取り組んでいくことが確認されました。総会に個人で参加された方から、「社会保険から国保に変わったら保険料が2倍になった。国民のために税金を使ってほしい」との発言もありました。国保は社会保障制度として国が責任を果たすよう地域、地方から強く求めていく活動を進めていきたいと思います。