佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

小学校給食について

 いま、千葉市の小学校の給食は自校方式(各小学校で調理業務等を行う)を取っています。中学校についてはセンター方式によって、こてはし・大宮・若葉の3センターが市内の中学校の給食を供給しています。中学校給食については民間委託がなされていますが、小学校は直営となっています。
 私が小・中学校の時は、センター方式(浦安市)でした。

 いま、小・中学校の給食調理業務の民間委託が、どこの自治体でも進められています。直営から委託への流れがありますが、千葉市でもこのような方向になってしまうのでしょうか。
 千葉市においては、平成4年から学校給食調理員の採用は見送りとなり、平成15年から採用を再開しましたが、正規職員の退職者が出ても補充せず、非常勤職員によって補っています。現在、正規職員179人に対し、非常勤職員は何と2.5倍の476人となっています。教育委員会が課題としているのは、非常勤職員化による労働力の低下、調理員の高齢化、雇用管理の困難の問題があり、正規職員の年齢構成の不均衡や技術の継承等の新たな問題も発生しているとのこと。食育の推進から栄養士による食に関する指導の充実が求められている中、正規職員(調理員)の経験不足等によって、調理作業に従事せざるをえない、などなど説明がありました。

 ちなみに、他の政令市で委託を実施しているのは、18市中15市です。私ども日本共産党は、学校給食は、教育の一環であり、営利を目的とする企業の参入は馴染まないということを訴えてきました。民間委託が進められてきた政令市の議会で、給食調理員が一般の会社職員やパートなどに置き換わると、教育の視点がなくなってしまうことも指摘してきています。ゴミ問題、収集を3回から2回への変更もそうですが、子どもたちの成長にかかわる学校給食についても、大きな議論が今後必要になると思います。

(写真は、若葉学校給食センターの調理スペースです。)


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