081:「シェフ」 お気に入り シェフの芸術 entremets 選び迷える 君まだ少女
082:「弾」 いつだって 弾丸ツアー 直帰です 目まぐるしくも 待つひとのいて
083:「孤独」 学閥の 中での孤独 多々ありて ひとりぽっちの 充足感増す
084:「千」 この星の 千年先を 考えて 顔突っ込んだ 持続学会
085:「訛」 亡き祖母の 説教の度 垣間見た 神戸訛りが 通路過る
086:「水たまり」 しゃがみこみ 水たまりの底 覗いてた パン踏み少女 助けるつもりで
087:「麗」 理科好きは 蛙の解剖 初めての 脈打つ心臓 綺麗と見てた
088:「マニキュア」 休日の 君の指先 美しい マニキュアしてる 後ろからhug
089:「泡」 枝の先 モリアオガエルの 泡の中 オタマジャクシに 輝く瞳
090:「恐怖」 どんどんと 加速してゆく 恐怖から 快感となる 150km/h程