ネタバレはNGなようなので、内容がわかりにくい用に感想を述べて行こうかと思います。
そして読む気が削がれるように右揃えにしておきます。
右揃えってなんか読みにくいですよね。
「君たちはどう生きるか」の原作は、
戦前に作られた子供向けの文庫本だそうで、
軍国主義が高まっている当時は、企画に引っかからないように内容を描くのに苦労をしたというのを、
以前テレビで聞いた事がありますね。
「自由で進歩的な考え方」は持って欲しいけど、
主張を強くし過ぎて暴力に走ったり、協調性をなくしては元も子もない。
軍国主義の時代は制約が多く(この制約の多さで自由に話を描けない)、
閉塞的でやりたい事を自由に出来ない時代。
身分の格差も普通にあった時代です。
現在の「表現の自由」や「平等社会」の日本とは正反対です。
学校に行けない子供もたくさんいたでしょう。
学校に行けないので、知識や話し合いで解決する事が解らず、
解決をする為に力で押さえつける人間もたくさんいた時代です。
原作はそんな時代を舞台にした話なので、
個人的には「きっと『風立ちぬ』のようにとても難しいお話なんだろうな」
と「ジブリ作品だから愉快で楽しいだろう」という思いは、
初めからありませんでした。
夏休みに入ると、映画館はきっと込み合うので、
今日、見てきました。
見た感想……。
「思ってたのと違ったけど、面白かった」
割と子供が見ても面白いかもしれません。
ただ、内容は難しいです。
原作とは全く別物のお話です。
話が湾曲して抽象的に表現されていて、
時代背景を考えられる人じゃないと、うまく繋げられない気がします。
そしてやっぱり一回見ただけでは理解できない。
なので、もう一回見たいと思う作品です。
たまに宮崎駿監督らしいクスリと笑える場面もあります。
どのキャラクターも愛嬌があります。
根っからの悪い子がいない。
やっぱり、宮崎駿監督の作品は、どのキャラも愛嬌があって好きですね。
仕事が忙しくて、原作はあらすじを読んだのと、
頭の方を本屋で少しだけ立ち読みさせてもらった事があるだけで、
全て読んだことはありませんが、いつか読んでみたいですね。
そしたら、この映画をもっと深く理解できるかもしれない。
今度、本屋に行ったら探してみましょうか。