「七夕かぁ…」
と思いながら文字を打ってみる。
七夕の思い出と言えば、幼稚園の行事で折り紙の短冊にお願い事を書いてぶら下げた笹(竹)を、
長良川の広場に立てて、皆で浴衣を着てお遊戯をした記憶くらいしかない。
写真ではスイカも食べてたかな~?(記憶が曖昧)
七夕は天の川を隔てて引き裂かれた織姫と彦星が年に一回会える日。
この話をロマンティックだという人もいたけれど、私は子供の頃から
「好きな人に年に一回しか会えないとか、すごく嫌だなぁ…」と思っていました。
現代人だからそういう発想なのでしょうが、たいへん大昔の貴族のお話なので、
遠方に出向く仕事がある場合、年に一回会えるだけでも大変だったのかもしれませんね。
まず、貴族であれば政略結婚が普通なので、好きな人と結ばれる事すら難しいかもしれません。
そんな世界で好きな人に出会えて結婚できたこと自体が稀な出来事だったかもしれませんね。
でも、現代人の私がこの物語を最初に聞いた時、あまり好意的に受け止められなかったのは事実でありまして…。
織姫も彦星も、出会う前は働き者で、恋をする事すら考えていませんでした。
「働き者のこの2人が結婚すれば、きっと素晴らしい働き者の理想の夫婦になるだろう」
と皆が思い、織姫のお父さんが2人にお見合いをさせます。
2人は一目惚れして、すぐに結婚します。
しかし、周囲の思惑は大はずれで、織姫と彦星はお互い好き過ぎて、離れる事が嫌になり、仕事をしなくなります。
四六時中べったりくっついて、離れません。
そんな2人を見て、織姫のお父さんが仕事をしない事に激怒し、2人を引き裂きます。
すると、織姫は泣き続け、どちらにしろ仕事をしません。
弱りに弱った末「2人が一生懸命働けば、年に一回だけは会わせてあげよう」という話になり、
2人は一生懸命働いて、年に1回、7月7日の七夕の日だけ会う事を許されました。
めでたし、めでたし。
……と、いうのを私は最初にざっくり認識した訳ですが…。
「え?これ、自業自得じゃない?」
と思い、ロマンもへったくれもないと感じたのは私だけではないと思います。
働き者だったのに、結婚した途端、恋にかまけて仕事をせず、自堕落な生活をし、親や周囲に迷惑をかける。
挙句、「仕事しないなら会わせない!!」と親に怒られて別れさせられて、それでいつまでも泣いていて、周りに迷惑を掛けて、
親に迷惑をかけた挙句、年に一回会わすという約束だけで一生懸命働いて…。
なんだこれは?
…て、思いません?私だけ?
自分が親だったら「誰の金で飯食っとんじゃい!!」って人格変わってしまいそうです。お父さんに同情です。
まぁ、つまり、私が七夕の物語で感じた事というとです、
「織姫と彦星のように恋で周りを見失って迷惑をかけるような大人には絶対なりたくない」
です。
私の意見に共感される方は何かをポチッとお願いします。
(夢のない話ですみません…💦)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます